こうしつ くわう― 0 【皇室】


天皇および皇族の総称。


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2006年10月の「クーリエ・ジャポン」

の特集記事「皇室”菊のガーデン”」を読む。


安倍晋三氏が政権を執っていた時期だ。


さて、わたくしは「天皇は国家の象徴」という

お粗末な知識しかなく、


その存在意義も位置づけも、理解しておらず、

早朝にテレビ放映されている皇室番組や

女性週刊誌に組まれる特集にも、

クエスチョンマーク。



さて、その特集記事のなかで、

個人的に興味深く感じた箇所を箇条書きで抜粋

してみると。


・日本の天皇は、、天照という太陽神の

 直系の子孫として考えられていた


・しかし、12世紀を過ぎると、天皇は世俗的な

 権力をほとんど失ってしまった。

(歴代の将軍たちが自分たちの支配を正当化

 するために天皇を利用)


・明治維新を機に、事態は急転。

 15歳の明治天皇が国家の中心に据えられる。

 西洋列強の侵略から日本を守るため

 「新たな国家意識」を刺激を目的に利用。

 つまり、国民が天皇に中世を誓うことを

 強制させた。


・これは、史上初のことで、神権政治への

 移行を促した。



・現在の天皇制という概念そのものが、

 たった135年前に生まれたものであり、

 政治の副産物にすぎない。


・第二次世界大戦時、宮内省(当時)は、

 国内でもっとも有力な省庁のひとつに成長。

 日本最大の土地資産を管理、植民地時代の

 朝鮮銀行や南満州鉄道の株式会社を大量に

 保持する金融機関のひとつでもあった。


・戦争が終わると、米国が起草した日本の憲法により

 天皇は「国家の象徴」に格下げ、米国の占領下で、

 皇室の規模は大幅に縮小。


つまり、太陽神の子孫たち、ということで、

古くからその権力に利用され、さらに、

政治利用のため「伝統」まで作られ、

そう教えられたら、大半の人間は信じてしまう

(だから教育の影響は偉大だ!)。


それを機に、軍備増強や戦争などに

日本人の精神を結びつけていくのだが、

まあ、ある意味、日本という国の国力を

あげるために考えた結果の情報操作、

心理操作に利用した側面もあると思う。


そして敗戦。


敗戦とともに皇室のリニューアル、

イメージチェンジである。


(当時の一般の大人は、安心派と衝撃派と

 いろいろあったんだろうなー。

 さっきまでの英雄が戦犯裁判などに

 かけられたり、波乱万丈。。。

 時代を先読みする視点って大事ですね)


ところで、皇室の人々は

一般市民と同じ生活はできない、みたいですが、

本当にどこまで違うんでしょう?

別の領域。治外法権の場所にいるってことですかね?


素朴な疑問。


皇室の人々は、

苗字もなければ、個人資産もパスポートもなく、

法的権利もほとんど持たないという。


え?じゃあ、


・離婚できるのか?

・退位できるのか?

・裁判に訴えることはできるのか?

・自由に使えるお金(趣味など)、

 おこづかい的なものはあるのか?

・好きな服やインテリアなど、そろえられるの?


・・・とかも、疑問だー。

教えてgooとか見てみようかな。



「皇室典範第14条」

とかに書いてあるみたいです。

便利な世の中ですね。


「皇室経済会議」

などもあるようです。



引用させていただいた

クーリエ・ジャポンは、約1年3ケ月前の記事ですが、

その頃は、お世継ぎ問題でニュースになっていた頃。


敗戦に次ぎ、またまた皇室リニューアルの時期

が来ているのだと思います。



日本人は、いつ立ち上がるのか?



GDPも減ってるこの頃、

失業率もUPで、

貿易収支も危うい感じになり、


経済大国も揺らぎ始め、

成長期から成熟期に入ったと自覚しているのだから、


また新たなステージだ、と思うものの、

その新たな場所がどこにあるのか、

鍵はどこにあるのか、


そーいうのが、わたくしにはチンプンカンプン。


間違いないのは、いろいろリニューアルしないと、

わたくしのような、一般人から。



(補足?)

皇室経済会議などの意味。

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こうしつ-けいざいかいぎ くわう―くわいぎ 9 【皇室経済会議】


皇室経済法に基づき、皇室の財産・経費などに関する事項を審議する機関。衆参両院の正副議長・内閣総理大臣(議長)・大蔵大臣・宮内庁長官・会計検査院長の八人で構成。


こうしつ-けいざいほう くわう―はふ 【皇室経済法】


皇室財産の授受、経費に関する原則を定め、皇室経済会議の組織を規定する法律。1947年(昭和22)公布。

てんのう ―わう 3 【天皇】


〔「てんおう」の連声〕

(1)日本国憲法において、国民の総意に基づいて、日本国および日本国民統合の象徴と規定される地位、あるいはその地位にある個人。皇室典範の規定により皇統に属する男系の男子によって継承される。明治憲法においては国家元首として神聖不可侵な統治権の総攬者とされた。

(2)皇帝・君主を敬っていう語。〔「天皇」は中国では、古く最高神の意で北極星を神格化した語。唐代に君主の正式名称として用いた。日本では古代の政治・軍事権力の頂点に立つ者を「おおきみ(大王)」といったが、天武朝ごろから中央集権国家の君主として「天皇」の称号が用いられるようになった。律令用語であることから伝統的に呉音読みをする。古くは、神と一体化させて「現神(あきつかみ)」、天照大神の子孫の意で、「日(ひ)の御子(みこ)」などとも呼ばれた。この他、「みかど」「上(うえ)」「上(かみ)」「皇上」「主上」「天子」など多くの名称が使われていたが、明治憲法によって「天皇」の公称が確立。のち1936年(昭和11)、外交文書でそれまで用いていた「皇帝」(emperor の訳語)との併用をやめ、称号は「天皇」に統一された〕