「人を育てる」
おこがましい言葉だけれど、
人を育てることによって、自分も育つ部分もあり、奥が深い。
新卒ちゃんを目の当たりにし、
その「思考回路」のまっすぐさ、自分中心世界に圧倒される。
見ている段階(視点)が違うので、
どのタイミングで、どう伝えていけば腑に落ちるのか、
気をつけないと、
「配慮が足りない」と思われて(時には言われて)しまう。
自分の業務スピード・完成度ともに低いことを
棚に上げて、「配慮が足りない」とか言えてしまうのは
新卒ちゃんの特権で、
自分中心でラクだな~、と思うと同時に、
慣れていないので(怒られたり注意されることに)免疫がなく
苦しそうな、とも思う。
この感想「ラクでいいね」が出てくる時点で
わたし自身の未熟さも露呈してくる。
そして、業務スピード・完成度の低さを横に置いてしまうのは、
明らかに課題ズレなんだけれど、そのまま指摘したところで、
素直に聞くタイプではない。(表面上は素直に「ハイ」と答えるが
内心は違うことは、態度を見ていればわかる。つまり、
まだ経験がないので、そーいう本当の感情も素直に出てくる)
新卒ちゃんに限らず、陥ってしまいがちなのは、
妄想や幻想・・・・、
会社はこう在るべき、
理想の上司はこういう態度を取る
・・・・といった内的世界を現実にも反映し、
そこに差があると、現実を見ないでモノゴトを考えてしまう。
相手の妄想の度合いを、話しながら確認すること。
現実世界とのズレを認識してもらう方向性を示すこと。
言葉にすると簡易に見えるけれど、
現実は、いろんな状況やパターンがあるのでね。
日々、トライ&エラーですね。