山田ズーニーさん「おとなの小論文教室」
を読んで、思い出したこと。
http://www.1101.com/essay/index.html
http://www.1101.com/essay/2008-07-30.html


新卒ちゃん(25歳)の言動にまつわること。

わたしは、普段、会社の女性に関しては、
グレイゾーンの人、として距離を置いて付き合う。

特に女性同士は、「共感」がキーワードなので、
わたしは「共感しないキャラクター」を確立し、
「この人に、何を言ってもムダ」という状況をつくる。

しかし。

今の会社は、少人数がゆえ、
いつもの私なら気づかないことや見えないことが
わりと見えてしまい・・・・、
新卒ちゃんについ、「共感」してしまったのです。

で、結論は、
「やっぱり共感しないわ」というところに落ち着いたのですが、
そのなかで、コミュニケーションに関わる部分について、
山田ズーニーさんの文章を読んで、思い出したので備忘録。


新人ちゃんの悩み相談を受ける先輩の図、
・・・のようになったとき、
わたしは聞いてみた。

「私がどういうタイプか、わかって話をしている?」

新人ちゃんは、疑問顔。わたしは、続ける。

「たとえば、わたしが、あなたの悩みを聞いて、
誰にも言わず自分の胸に秘めておくタイプなのか?
それとも、●●さんと仲がいいから、ほっといても
●●さんには話すだろうな、とか、

本人に直接、提言するタイプなのか?とか。

ウチの会社は、人数少ないから選択しようが
ないかもしれないけど、本来は、そこまで
考えて相談とかしたほうがいいよ。


自分で言えないことや解決できないことは、
そーいう人たちを上手く活用してみる、
っていうのも、手段の1つだよ」

その他、もうちょっと噛み砕いて、

例を出し、説明してみる。

すると、25歳、新人ちゃんは、

「はぁー。大人な世界ですね。そこまで考えるんですねー」

と言った。
オトナって、コワイ、という雰囲気の漂う発言だった。


心の中で、わたしのほうが「はぁー?!」だった。


これは、社会人・学生に限らず、
コミュニケーションの基本だよね?


この人に喋ったら、口が軽いから広まるな、
とか、
この人は、誰にも話さないだろうな、

とか、フツーに友達関係や仲間内で、

そーいう環境あったでしょ、と私は思い、

同時に、
今の20代前半~中盤世代って、そーいう
コミュニケーションないのかな?
とも思った。


会社は、仲良し集団をつくる組織ではない。

ひとつの統一された目標を達成するために集まった人々。
仲良くなれそうだったら、なればいいし、
そうでなかったら、仕事で結果を出すという信頼関係を
成立させていればいい、つまり、

仲良しではないけれど、自分の仕事生活に関わる、
日常生活に関わる人、というグレイゾーンの人なのだ。

学生気分が抜けないうちは、
そんなサッパリ・アッサリした関係性を信じがたい、
というのがあるのかもしれない。