役職がない並列の関係性で、
プロジェクトをリニューアルするときの出来事。
リニューアル、なので、ベースの構成がある。
バージョンアップ・ブラッシュアップするためのリニューアル。
まったくの同期2人、大阪と東京という遠距離の関係性で
プランを立てる。
わたしは彼女のプランをほとんど否定せず
受け入れる。理由は、それが実現したら確かに、いい、と思うから。
一方で、現実を考えたとき、
あまりにも理想ばかりで、本当に予測どおりの数字を出せるのか、
工数は足りるのか、など具体性に欠けることに気づいていたものの、
何も突っ込まず、放置していた。
最終のチェック、決済機能は上司にあるから大丈夫だろう、
とタカをくくっていたから。
ヒトゴトのように流していた。
否定も肯定もせず、
うまく説明し、相手の考えを誘導する「やり方」がわからなかった
ので深く考えず流していた。
自分の意志はあるのに、意見として外に出さなかった。
相手が上司だったら、何パターンかの「やり方」を経験しているから、
応用して対応できたと思う。
関わる、ということは、
それなりの責任が発生してくる。
でも、「それなり」って何だろう?
個人的な「プロ意識」と、会社が位置づける「役職」は別物だから。
わたしは、「求められること」以外、ほとんどやらない。
自らやりたいと提案したことも、他の人との関係性で、
責任が薄れると思った時点で、流してしまう癖がある、と気づいた。
役割分担の明確化。
意志の疎通。意志と意見の違い。
面倒でも言いにくいことでも、丁寧に説明していくことの大切さ。
本質を掴むこと。相手の言いたいことを理解する読解力と、
それを的確にまとめる要約力。