映画『国宝』観てきました。
もうね、ものすごく、良かった。
観終わったあと、しばらく動けなくなるほど
深く心に残る作品でした。
特に印象的だったこと。
人間どこまで行っても
「無いもの」を求めてしまうということ。
2人の歌舞伎役者。
「血統」——血を求める人。
「芸」——才能や芸を求める人。
お互いに、持たざるものを強く欲しながら
それが若い頃は劣等感や
すれ違いの原因になってしまう。
でも、それをそれぞれが
乗り越えた時、再び出逢い、
融合していく姿には、胸が熱くなりました。
ただ、、、
その融合の前には必ずと言っていい。
「破壊」がある。
ただ、そのどん底に「ドラマ」があるし
その後の糧になってるのがよく分かるんです。
どん底に突き落とされるような
経験を経なければ、本当の意味で
分かち合うってできないのかもしれないなぁ。
そしてもう一つ
印象に残ってしまうのは
女性が「陰」として描かれる描写。
「陽」となる歌舞伎役者を
「陰」として支える
周りの女性達の強さと美しさ。
(映画後のデザート🍫コーヒー飲まないと落ち着かなかったー!)
心が締め付けられます。
今じゃこんな生き方、、、
なかなか出来ませんよ。
「結婚」という関係性は
やはり特別なのだと感じられる一方で
ずっとそばにいる妻は妻で、
それはそれは大変で。
よい意味で
「男女差別」というか
「男女区別」が気持ち良い位に
描かれてました。
(浴衣とか着物で観に行きたいくらい。
ちょっと苦しいか。。)
自分だったら「どの女」になりたいか?
そんな議論がしたくなる映画です。
最後に、論点にしたくなるのは
ここだと思う。
何が「幸せ」なのか——
誰が「幸せ」か——
「人の幸せ」って結局
他人の物差しでは測れないということが
よくわかる映画。
「自分で自分が決めた道を歩く」
それが幸せ。
、、、なのであれば
きっと登場人物たちも
みんなそれぞれに「幸せ」を感じながら
生きたんでしょうね。
“自分が何を得たいのか”
これに対して、どれほどの
犠牲を払えるか。
その覚悟も
幸せになる勇気。
そして、その覚悟は
人生を動かす原動力
になるのだと思いました。
国宝、ものすごい映画です。
「古き良きもの」の魅力を
全身で感じられたし
私、やっぱり日本人なんだ!ってことを
刻み込んでくれた気がします。
正直、うまく言葉にすることは
まだできてない気がしますが
ただ、確かに“凄み”を感じました。
とにかく、圧倒された3時間。
「じゃあ私はどう生きるのか」
ここにはまだ辿り着けていない自分もいて、
そのことすら、今は大切に
味わいたいと思っています。
いまは、まだ消化しきれていない
けれど、確実に心に何かが刻まれた
そんな作品でした。
みんな、観たくなった?
ぜひ観て欲しい。
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