「子供を持たず、猫と暮らす女性が国を衰退させる」バンス | 話のコレクション

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食べ歩き、旅行、散歩を中心に記事にします。が、それらに行けぬ時は、古今東西の興味深い話を記事にします。

 

アメリカ共和党の副大統領候補といえば、バンス上院議員。

 

彼は2021年、FOXのインタビューで、こんな持論を述べた。

 

「カマラ・ハリス副大統領のような、子供を持たず、猫と暮らす女性らが、この国の他の人々をも惨めにしようとしている」

 

これは3年前の発言なのだが、現在、アメリカの女性達の間で批判されているという。

犬を飼っている女性達も、非難している。

 

バンスは、こう考えているのだろう。

女がペットばかり可愛がり、子供を持ちたがらない。すると、少子化が進み、労働力、軍事力などが低下。

遂には、アメリカが衰退する――と。

 

日本の政治家が、もし似たような持論を述べたら、日本の女性の多くは反発しそうだな。

 

私のブロ友さんにも猫、犬、ウサギなどのペットを愛しているが、「子供はいない」という女性が多くいる。

 

女性の社会進出が、当たり前になった今の時代だ。

 

「仕事が面白いから家庭は持ちたくない。結婚する気が起きない」という女性や、「私は既婚だが、仕事が忙しく、子育てする余裕がない。だから子供は持てない」という女性も、かなりいる。

 

働く事は、悪い事ではない。

いや、それどころか国に貢献しているから、「良い事」と言える。

 

それに、未婚、既婚問わず、「子育てより、旅行など自分の趣味を優先したい」という女性もいるはずだ。

趣味がその人にとって、生き甲斐であるのならば、「やるな」と言うのは酷である。

 

個人の自由が、尊ばれるようになった現在、結婚、出産の強要は、時代遅れの発言じゃないかな。

 

国の未来を憂いる気持ちは、政治家にあってしかるべきだが、バンスの持論には、男の私でも違和感を感じてしまった。