あっ、銀河鉄道だっ! | 話のコレクション

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食べ歩き、旅行、散歩を中心に記事にします。が、それらに行けぬ時は、古今東西の興味深い話を記事にします。

 


2024年6月2日の午後8時40分頃の事である。

 

福岡県の夜空に、一列に並んだ謎の光が現れた。

これを撮影した女性は(銀河鉄道では?)と思い、興奮したようだ。

 

 

なるほど。

彼女が撮った映像を見ると、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に出て来る列車と、イメージが合う。

 

 

おまけに福岡県と言えば、「銀河鉄道999」の原作者・松本零士の出身地。

松本零士は、福岡県久留米市生まれ。

その後、小学生から高校生まで、北九州市小倉で育ったという。

 

撮影者が、あれを銀河鉄道と思い込んだのも、無理はない。

 

あれが銀河鉄道なら、ロマンあるよなあ。

車内には、宇宙を旅している者が、大勢いるんだろうか?

 

しかし残念ながら、あの一列に並んだ光は、銀河鉄道ではないらしい。

 

天体観測の専門家によると、「アメリカの企業家イーロン・マスクが率いるスーペスXが打ち上げたインターネット通信用スターリング衛星だろう」との事。

 

昔から地球の上空には、しばしば、謎の飛行物体が現れてきた。

これを、「宇宙人の乗り物だ」と決めつける人が、けっこういるのだ。

 

しかし、

 

(謎の飛行物体のほとんどは、人間が作ったものじゃないか?)

 

と、私は思っている。

 

例えば、ある国が、新型戦闘機を極秘裏に開発し、テスト飛行させた、とする。

軍事秘密であれば、国民に公開も公表もしなくていい。

 

それをたまたま見た人が、「あれは、UFOだ!あれに乗って宇宙人は、地球に来ているのだ。政府もあれが、何かわからないから、コメントしないのだ」と騒ぐ。

 

こういう事って、これまでも多くあったろうし、今後も多くあるのだろう。