おかめ桜
と聞いても、これを知らぬ訪問者が多そうだ。
この桜は、誕生してから70年ぐらいしかたっておらず、しかも日本には数が少ない。
だから、知る日本人が少なくて、当然だと言える。
おかめ桜は、イギリスの著名な桜評論家イングラムにより、1947年に作出された。
イングラムは日本の寒緋桜とマメ桜を交配させ、おかめ桜を生み出した。
この桜の正式名称は、おかめ。
しかし、日本では、おかめ桜(オカメ桜)と呼ばれるのが、一般的である。
おかめ桜は、日本へ里帰りした。だが日本では、いまだに数が少ない。
●京都・出町柳の長徳寺
●東京・日本橋
●神奈川県伊勢崎市の大山新道
●神奈川県秦野市の水無川上流沿い
には、おかめ桜が植えられ、近年人気が上がってきたという。
今後、日本におかめ桜が広まってゆくかもしれない。
大山新道のおかめ桜は、160本。
これらは、地元の有志が植えたもの。
昨年春、私は日本橋のタカシマヤへ行った折、満開のおかめ桜を見ている。
行く前、私は日本橋に、おかめ桜がある事は知らなかった。
日本橋へ行ったら、たまたま、おかめ桜の開花時季に当たった。
おかめ桜は、3月上旬~中旬が見頃。その為、「早咲きの桜」とも呼ばれる。
今年の見頃は去ったが、来年以降、花見のチャンスがある。
おかめ桜は、小ぶりで色が濃いのが特徴だ。
※この記事の動画は、秦野市に咲くおかめ桜を紹介している。