幸手駅近くにある「更科」 | 話のコレクション

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食べ歩き、旅行、散歩を中心に記事にします。が、それらに行けぬ時は、古今東西の興味深い話を記事にします。

 

今日、埼玉県幸手市へ行った。

幸手エムズタウンで宝くじを買った後、この近くにある餃子の王将で、昼食を済ませようとした。

しかし生憎、混雑しており、席が空くのを待っている家族連れがいた。

 

待ちたくないので、餃子の王将で食べる事は、断念した。

 

幸手駅至近の更科へ入った。

この更科は、幸手市に来る度、よく見ていた。以前から気になっており、初めて食べてみることにしたのだ。

 

 

12時半に入店すると、先客は2人。

80代に見える老婆と、50歳ぐらいの中年男が、テーブル席に座っていた。2人は、親子らしい。

 

男の方は、腰だか足が悪いらしかった。

彼は、食べ終え椅子から立ち上がると、「イテテ・・・」と声を漏らした。彼は玄関から出てゆく際も、「イテテ・・・」と声を挙げた。かなり辛そうだ。

母親らしい老女に、「無理しないでよ」と幾度も言われていた。

 

一方、調理場に目を転じると、お婆さん2人、お爺さん1人、50歳ぐらいの中年女が忙しそうに働いていた。

お爺さんが、店の主らしい。この蕎麦屋は、家族経営のようだ。

 

私は空いているテーブル席に腰掛けた。

 

 

テーブルに置いてあるお品書きを見て、

 

温かい天ぷらそば 980円を注文した。

 

 

天ぷらそばは、10分ぐらいで出て来た。

 

お品書きを見た時は、(天ぷらは海老だけなのかな?)と予想した。

しかし、実際に出て来て見ると、ナスの天ぷら、シシトウの天ぷらも入っていた。

他の具は、ネギ、ほうれん草、ナルト。

 

 

食べてみると、蕎麦はやや太く、コシが強い。

更科らしい繊細さは感じられず、一茶庵の打ち方に近い。

蕎麦の風味は、やや強い。

 

ナスの天ぷら、シシトウの天ぷらは、味に癖がなく、食べやすい。

海老の天ぷらは、身が少し固く、プリプリしていた。

 

汁は、返し(醤油)と出汁(カツオ)の味が、均等に感じられた。

 

この天ぷらそばは、普通に美味しかった。

感動を呼ぶ味ではない。しかし、(また食べてもいいだろう)と思わせる味のレベルである。

 

私が金を払って店を出る頃、後客(20代の男性)が1人来た。

 

更科

住所 埼玉県幸手市中1-14-20

●アクセス 東武日光線幸手駅東口出て、徒歩2分

●営業時間 11~20時

●定休日  月曜日