私は2016年5月31日、久しぶりに東京を散策した。
まず、銀座にある「オールド・デリー」というミシュランにも掲載されているインド料理の名店で昼飯を食べた。
続いて、渋谷区広尾2丁目にあるダビデ像の原寸大レプリカを見物。
ダビデ像を見た後、私は徒歩で目黒区青葉台1丁目にあるエジプト大使館へ向かった。
このエジプト大使館は、正式名称を、「エジプトアラブ共和国大使館」と言うようだ。
しかし、一般的には「エジプト大使館」と縮めて呼ばれている。
この日は、気温、湿度とも5月としては高めで、少し歩いただけで、汗が出た。
散歩には良い日とは言えなかったが、やがてエジプト大使館に着いた。
「エジプト大使館は、個性的な建物だ」
という情報を、数日前に得た私は、見物してみたくなったのである。
なるほど、直接行って見てみると、エジプト大使館というのは、強烈な個性を漂わせていた。
まずもって、外壁の一部が、石を積み上げたようなデザインをしているではないか!
このデザインは、石を積みあげて作ったエジプトのピラミッドを連想させる。
大使館のファザードが、こんなデザインをしている事からすると、やはりエジプト人は、自国のピラミッドが自慢なのだろう。
それから、建物の柱の前には、古代エジプト人の像や・・・
スフィンクスの像も置かれてあった。
古代エジプトの世界に魅了された人ならば、これはたまらない演出に写るはずである。
駐車場をのぞくと、これまた古代エジプト人の像や・・・・
古代エジプトの神々の像が置かれてあった。
これはもう大使館というよりも、エジプトの考古学博物館といった雰囲気である。
読者の皆さんは知らないだろうけど、他社のブログでは、
「大使館専門ブログ」
を開設しているブロガーさんが、少しばかりいる。
彼等は、大使館を巡り、写真を撮ってはそれを使い、ブログの記事にしている。
2人の「大使館専門ブログ」を読んでみたが、個性的な建築デザイン、面白味のある演出をしている大使館は、ほんの少ししかない。
経済力のない国の場合、日本人が住んでいそうなやや高級感のある住宅を改装して大使館にしていたりする。
あるいは、マンションにある一室が、大使館であったりする場合も実際にある。
建設費はかかったみたいだが、デザインがシンプル過ぎて、面白味に欠ける先進国の大使館も多い。
そんな中にあって、このエジプト大使館は珍しく、見物する価値がある稀な建築物であった。
エジプト大使館(エジプトアラブ共和国大使館)
住所 東京都目黒区青葉台1-5-4
●アクセス 東急東横線代官山駅より、徒歩数分