関西・東海旅行2 世界遺産&国宝の「姫路城」 | 話のコレクション

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食べ歩き、旅行、散歩を中心に記事にします。が、それらに行けぬ時は、古今東西の興味深い話を記事にします。

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 今月の5日、6日、私は関西、東海地方を旅行した。
 まず向かった先は、姫路市であった。姫路とくれば、誰もがぴんときたと思うが、姫路城を見物する為に行ったのだ。
 
 5日の午後1時55分、私の乗った新幹線「のぞみ107号」は、姫路駅に到着した。
 駅を出ると、早くも姫路城の天守閣が見えた!
 
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 最初、
 (タクシーに乗って行こうかな)
と思ったのだが、新幹線に3時間も乗っていたせいで、体がすっかりなまっている。
 ここは、歩いて行ってみる事にした。
 
 駅から真っ直ぐ北へ伸びている道を進むと、姫路城の天守閣が大きく見えるようになってきた。
 
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 これは、姫路城の内堀。
 大きな城だけに、内堀ですら、幅が広い。
 
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 この時、内堀の前の道路では、レトロなデザインのバスが走っていた。
 地方都市では、この手のレトロな姿をしたバスがよく走っている。こういうバスが見れるのも、地方都市へ行く楽しさの一つだ。
 
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 姫路城内へ入るには、すぐ上の画像に写る橋を渡り、その後大手門をくぐらないと、ならない。
 
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 大手門をくぐり、三の丸広場へ入ると、観光客がたくさんいた。
 さすが、世界遺産!国宝!
 正月の三が日は終わっても、姫路城を訪れる人は多い。
 
 彼らからよく聞こえてきたのは、甲高い関西弁に、中国語。
 現在、姫路城は、関西在住の方や中国人が、多く観光に来ているようだ。
 
 
 
 ここで、私は、姫路城の大天守を見上げてみた。
 高い石垣に、5層もの白壁の木造建築物がのっていて、実に優雅な雰囲気だ。
 それから、威圧感も十分感じられる。
 
 デザインが美しいだけではなく、押し寄せてきた敵を威圧できる風なのが、城らしく実に魅力的に見えた。
 で、実は、ここまでなら無料で入れるのだ。
 天守閣がこんなに、大きく見えるのに、なかなか気前がいい。
 
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 しかし、ここまで来た以上は、建物の内部にも入りたいもの。
 その場合は、上の画像に写る「入城口」で入城券を買わないとならない。
 
 私はここで、入城券を買い、先へと進んだ。
 
 
 
 やがて見えて来たのは、菱の門。
 この門は、城内最大の門であり、安土桃山時代の建築様式を今に伝えている。
 姫路城は、天守閣も美しいが、この門も美麗である。
 城好きなら、必見だろう。
 
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 菱の門をくぐり、しばらく進むと、急な石段が見えて来た。
 ここは、別名「将軍坂」と呼ばれている。
 人気時代劇「暴れん坊将軍」のロケで、俳優松平健演じる徳川吉宗が、馬で駆け上がるシーンが撮られた。
 他にも、「暴れん坊将軍」に登場する機会が多く、そこから、
 
 「将軍坂」
 
と呼ばれるようになったのだ。
 
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 将軍坂を過ぎて、さらに進む。
 ここまでくると、天守閣もかなり近い。
 
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 これは、にの門。
 
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 ようやく天守閣の入り口に着いた。
 
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 天守閣に入り、ある程度登ったら、係員に、
 「赤いカーペットの上は、お履物は脱いでください」
と言われた。
 靴をビニール袋に入れてから、さらに、上を目指した。
 
 天守閣内は、夜のように暗かった。
 カメラは、フラッシュをたいて撮っているから、そのあたりは、皆さんに伝わらない。
 上の画像は、とても明るく見えていると思う。
 が、実際は、こんな感じではないのだ。くどいが、ひじょうに「暗い」
 
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 また、階段も、はしごのようだし、急角度である。
 登りにくかった。
 足腰の弱い人は、登れる所まで登り、あとは断念した方が無難だ。
 
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 やがて、姫路城大天守の最上階へ着いた。
 ここにある刑部神社(おさかべじんじゃ)で参拝し、さい銭箱に、さい銭を入れた。
 
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 上の画像は、大天守最上階からの眺め。
 真っ直ぐな道路は、姫路駅まで続いている。
 江戸時代は、駅のあたりまでが、姫路城で外堀があったらしい。
 
 
 
 天守閣を出た。
 振り返ると、これ以上ないほど天守閣が大きく見えた。
 
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 この後、私は、西の丸へ向かった。
 その途中にあったのが、「お菊の井戸」である。
 ここは、怪談「播州皿屋敷」の因縁があった所だ。
 
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 やがて、西の丸に着いた。
 ここにある百間廊下へ入り、千姫が暮したという化粧櫓を目指した。
 しかし、この廊下は本当に長く、なかなか化粧櫓にたどり着けない。
 なお、ここも、土足は厳禁であるし、中は暗い。
 
 
 
 やっと、化粧櫓に着いた。
 ここには、人形が二体。
 片方は千姫、もう片方は、侍女の人形だ。
 
 本物の千姫も、カルタ遊びなどを侍女としていたのだろう。
 
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 化粧櫓を出ると、天守閣が見えた。
 千姫は、毎日ここから天守閣を眺めて暮していたに違いない。
 
 姫路城へ初めて行ってみたが、天守閣は、優雅にして高いし、百間廊下は、やけに長い。
 雄大なお城で、歴史的な価値もあり、世界遺産にふさわしいと思った。