行行林と書いて何と読む? | 話のコレクション

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 千葉県船橋市鈴見町に、
 
 「行行林」(行々林)
 
 という地名がある。これは、字名(あざめい)でもある。
 
 この行行林は、日本屈指の難読地名として知られている。
 
 普通に読めば、
 
 「ぎょうぎょうりん」「こうこうりん」
 「ぎょうぎょうばやし」「こうこうばやし」
 
 なんだろうが、どれも違う。
 
 昔、ここは集落と集落との間に、鬱蒼と森が続き、行っても、行っても、薄気味悪い雰囲気だったという。
 
 きっと、幽霊でも出てきそうな雰囲気だった、のだろう。
 
 行っても行っても、「おどろおどろしい」ので、ここは行行林と書いて、
 
 「おどろばやし」
 
と、読むようになったという。
 
 その証拠はないものの、そういう説が、一番有力である。
 
 
 ちなみに、世の中には、
 
 「行行林」
 
という風変わりな名字のかたもいる。
 
 行行林さんは、やっぱりというか、この辺りの出身であるという。
 
 行行林さんは、こう書いて、「おどろ」さんと読む。
 これも、日本屈指の難読名字である。
 
 初対面の人が行行林を、「おどろ」と読める事は、まずあり得ない。