日生劇場で公演中の、ミュージカル「SPY×FAMILY」を観てきました。

2023年の初演を観て、２回目。

とにかく、楽しかった⋯という印象が残っています。

主役のロイド・フォージャーはダブルキャストですが、前回に続いて森崎ウィンさんが目当てです。

アニメの中から飛び出してきたような、ぴったりな雰囲気。

ロビーには、セットの模型。

そして、ロイド、ヨル、アーニャのバネルが。

これを見てびっくり！

ロイド役は森崎ウィンさん一択で、ダブルキャストが誰か意識になかったのですが、木内健人さんではないですか！

前回はフランキー役で存在感を放っていましたが、ついにロイド役！？

クロス・ロードやレ・ミゼラブルでも凛とした佇まいを観て、好きな役者さんです。

それなのに、ダブルキャストであることを見逃していた⋯と思ったら、本来のダブルキャストだった方が体調不良で交代されたそうです。

木内さんのロイドも観てみたくなりました。

森崎ウィンさん、ほんと、はまり役。

そして今回、アーニャ役は、ドラマ「海のはじまり」で、目黒蓮さんの娘役を演じた、可愛らしい泉谷星奈ちゃんでした。

物語の舞台は、東西冷戦時代。

西国のスパイとして活躍するコードネーム黄昏。

次の任務は、東国の総裁デズモンドに接触すること。

そのために偽の家族を作り、子どもをデズモンドの息子が通う名門校に入学させなくてはならない。

黄昏は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、娘役と妻役を探す。

そして見つけた娘アーニャは、人の心が読める超能力者。

妻のヨルは殺し屋…。

設定がハチャメチャなので、お互いの素性を隠してやり取りをする３人の掛け合いが笑えます。

つい殺し屋の素早い動きを見せてしまって慌てて誤魔化すヨルさん、クールを演じつつ、ときにポロリと本音がこぼれてしまうロイド、表情豊かなアーニャ。

周りの人たちも個性豊かで、ついクスッとしてしまいます。

前回は梅棒の楡木和也さんが出演していたので梅棒のファンクラブでチケットを取りましたが、今回は、和也さんの出演がなくて残念⋯。

でもダンスの振付が和也さんと、同じく梅棒の天野さんなので、あちこちに梅棒テイストが感じられたのも魅力でした。

♪全ては世界の　平和のために〜

⋯という、何度も繰り返されるメロディーが、頭の中をグルグル⋯。