「いつか」はあるとは限らない | 虹がでたなら

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私が後悔していることがある。
小澤征爾さんが指揮を務めていたサイトウ・キネン・フェスティバル…今はセイジ・オザワ 松本フェスティバルに、行きたい…と思いながら行かなかったこと。
松本でやっているのに…、松本だから、いつでも行けるだろう…と思って。
そうこうしているうちに、小澤さんは亡くなってしまいました…。

この前、EIGHTーJAMで、小澤征爾さんの特集をやっていたんです。
そこで、フェスティバルの様子などが映し出され、小澤さんの素晴らしさを改めて感じました。
そして、小澤さんにとって最後のフェスティバルの映像が…。
小澤さんは車椅子姿で、手も、手首から先が少し動くくらい…。
それでも、エネルギーのあふれる演奏が…。
もう、魂の指揮…。
演奏が終わったときの小澤さんの表情に、涙が出ました…。
本当に、本当に、行かなかったことを後悔します…。
そして、「いつか」はあるとは限らない…ということを思い知りました。
年齢とか健康とか、仕事の収入とか、家族のこととか、自分の条件だけ考えても「いつか」なんて言っていられないことがたくさんある。
チャンス、という意味でも。
そんなわけで、後悔しないように、今できることや今しかできないことをやっておきたい…としみじみ思うのです。
…で、劇やら旅行やらに行きすぎて、お金が…!?