入院中でも楽しみを見つけ、課題を設けてリハビリにも励んでいたけど、退院についての目標はまだ無かった。
というより自分では治してから退院と当初思っていたが、だんだんそうできない現実も見えてきて、なんとなく退院後の自分が見えない不安を抱えていた。
そんな時、どういう理由からかははっきり覚えていないけど(多分ドライブがストレス解消の手段でもあったし運転が好き(でバスは苦手))自分で車を運転したい(自分で運転して退院したい)と思いはじめていた。
早速、院内のソーシャルワーカーさんに相談。
「車を運転したいから改造についてしりたい」と。。。
入院中に車の改造とかする人もいなかったらしく、ソーシャルワーカーさんも始めてで色々調べてもらった。
すると車を改造するためにも運転するにも「身体障害者手帳」の手続きをしたほうが良いとなった。
あれほど3ヶ月たったころ、入院している人から「早く身障者手帳の手続きやったほうがいいよ~早いほうがいいから」
そう言われたけど、やはり抵抗があった。
客観的に身体障害者というレッテルを貼られるということにまだ抵抗があったから。。。
それをいとも簡単に「じゃ~早く手続きしてください」となったんだもの~(笑)
目標を見つけ、それに集中すると抵抗というハードルが消えていました。
それから、身障者手帳、改造の方法、補助、免許の切り替え、役所への手続きと運転すると思い立ってから約3ヶ月で、私はそれをやってしまったのである。
それはもちろん私の考えを尊重してくれ、協力してくれた親のおかげで。
そしてこれは病院には内緒で、入院中の仲間から運転に関して先生と保護者になる友人を決め(勝手に決められた友人には今でも感謝してもしきれないほど感謝してます。だって命がけだったもん(笑)アクセルとブレーキ間違えてヒヤヒヤすることの連続だったから)、病院を抜け出し勝手に練習をしていったのです。
そして退院する日も自分で決め(もちろん病院と相談して)本当に一人で運転して、自宅に帰ったのです。
目標を持ち、本当に心からやりたいとそれに集中すると、そのパワーはすごい力を発揮するものだとコーチングを学び始めて、気が付きました(その時は、やりたいという気持ちに素直に従っていただけだったので(笑))