一日の楽しみでもあるリハビリ。

でもそれは一日の中ではわずかな時間。


もっとやりたい!

早くよくなりたい!


それで焦りの気持ちも起きてきた。

リハビリ始めたら、どんどん回復できると思っていたが、手の方は全く意志がなくブラブラしている。

普段は亜脱臼の恐れがあるからって三角巾で吊っていた。


思うようにならない右手だけを願っても動かせるようにならないので、仕方なしに左で色々なことをやっていかなくってはいかない。


片手だと開けられないものばかり・・・

一人ではできない悔しさ・・・

友人らに色々なことを頼るようになった。


その時、隣室で片手が不自由な友人が「手が使えないなら、口を使えばいい」と。。。

『そんな・・・口を使うなんて・・・』

カッコ悪いし、第一口でキャップを開けたり、破ったりするのに抵抗があった。

こうしないと一人では何もできないということを受け入れたくないというのもあったのだろう。

友人が帰って一人になって、片手を使って出来ないのを口を使ってやらなければ出来ないことに、悔しくって涙が溢れてきた。


でも友人がこういってくれたときから、抵抗がありながらも自分で何でもしていかないといけないんだということも学んでいった。


幸い、歩く方はゆっくりでも変化があり、一ヵ月後にはリハビリ内だけど歩けるようになっていった(まだ四点杖を使ってだったけどね)