朝5:46、一人静かに黙祷・・・。
阪神大震災は17年前の今日。
旦那の父方の実家は阪急沿線の夙川駅近くで、義祖母は、この震災で亡くなっている。
この時、旦那と義父母は東京に住んでいたのだが、これを機に義父母は西宮に移り住んだ。
旦那は、片付けなどの手伝いに行った時、変わり果てた西宮の町並みを見て、震災の凄さを感じたと言う。
私も写真を見せてもらったことがある。
このような状態で、今も健在のおじいちゃまが助かったことが奇跡だと感じた。
何のご縁かわからないが、結婚してから、3年ほどこの西宮に住むことになった。
その時の住まいの隣に教会があり、これまた、ご縁を感じ、通っていた。
その教会で、毎年、1月17日の朝5:46に、皆で集まり、祈りを捧げていた。
いや、教会が特別なのではなく、西宮や神戸一体が、震災を忘れないよう、震災の経験と教訓を伝えたい、命の尊さや共に生きることの大切さを伝えたい、そういう想いが強いのだ。
当時、子ども達の通う幼稚園でも、震災で子どもや親、兄弟を亡くした人がお話をしに来てくれていた。
義父からも震災をもとにした本や絵本を何冊かいただいた。
西宮の地を離れてからもうすぐ5年が経とうとしているが、この日の祈りは欠かせない。
今年も、この日、この時間に、たくさんの誰かが、想いを一つに祈っているかと思うと、じっとしてはいられなくなるのだ。
この想いが繋がりますように。