どうも、南朋ですニコニコ

 

 

先日いつもの英語クラスに行くと、珍しく落ち込んだ様子のカレンが、

「どうしよう。Tがもうこれ以上私には協力しないと言ってきた。」と。

 

Tというのは、今彼女がTutorとして所属しているサンシャインコーストカウンシルのインチャージ。

 

4月にスペインで開催される英語指導者国際会議に参加&プレゼンをするカレンの為に協力してくれていた人物でもあります。(これだけでも、実はカレンがただのTutorではないことがお分かり頂けるかと・・・)

 

当初、Tはカレンの活動に賛同しオーストラリアの移民向け英語プログラムに関しての様々なデータも提供してくれていたらしいんですけどね。

 

でもなぜにそれが今になって突然NO???

 

カレン曰く、「Tにとっては業務外の仕事だし、確かにやりたくない気持ちもわかるのよ。私も沢山お願い事し過ぎたし・・・。でもこのままだとスペイン会議を欠席することになっちゃう。それだけは困るショボーン」と悲しそう。

 

 

来月に迫るプレゼン準備に困ってしまったカレンは、すぐにその国際会議のオーガナイザーに相談。

 

すると「今あるデータでも十分かとは思うけど、でももう一度改めてお願いしてみたら?」というメールが来たらしい。

 

で、「その中に使える良いフレーズがあった」とカレンが言って見せてくれたのがコレ。

 

Would you kindly~

 

 

「ん?ちょっと待って。これって普通の依頼フレーズじゃないのよ。 てか、そもそもあなた今までどんな風に協力依頼してたわけ???」と聞くと、

 

自分のメールを見せながら、「毎回こんな風に ”Can you~” とかって頼んでたわ」とカレン。

 

 

うっそでしょー?笑い泣き 

 

 

「目上の人、それも業務外の仕事を頼むなら、もう少し言い方ってもんがあるかもねぇ・・・」

 

というと、さすがのカレンも苦笑い滝汗 

 

更に、「私もこういうところ直さなきゃって思ってたんだけど、どうしても言い方が直接的になっちゃって・・・回りくどい言い方が苦手で。」と言うので、そこからはクッション言葉について話が盛り上がりましたw

 

 

特にお客様や目上の人に対して何かを依頼する際、多少回りくどい言い方になっても、「クッション言葉」ってとても有効。*Cushion statement

 

例えば、

I'm sorry to bother you, but~ (お手数ですが)

 

I was wondering if you could~(もしよければ)

 

If you don't mind~(差し支えなければ)

 

等に加えて、

 

It would be greatly appreciated if you could~

(~して頂けたら大変嬉しく思います)

 

なんてのを使うこともあるよねー。

 

 

ちなみにこういうのって、日本のホスピタリティ業界においては常識中の常識(ビジネスでも)と思うけど・・・。

 

いやあ~まさかカレンにこんな弱点があったとはねニヤリ

 

 

聞くところによると、Tは英国出身。そして前述の通り、カウンシルのインチャージという偉い人。年齢も60歳くらい。

 

それが毎回「Can you do this? Can you do that?」みたいに当たり前のようにExtraの仕事頼まれてたら(それもカレンみたいなアメリカン&若い人に)、そりゃ~イラっともするかもな。

 

もちろんTが協力を断って来た理由は他にもあるかもしれないですけど。

 

でもその後カレンはTに謝罪のメールを送り、更に直接会ってもう一度主旨を説明、改めて協力依頼をするチャンスはもらえたようですよ。

 

 

で、今回の件でわかったこと。

 

この国ではボスをファーストネームで呼んだりするし、私達もつい日本よりラフに相手に接しがちだけど、やはり最低限のマナーは守らないと、相手の機嫌を損ねる事もあるらしい汗

 

 

なんとかTが機嫌を直してくれて、カレンが無事にスペインに行けますように~ハート