皆さま こんにちは
今日は平成最後の日。
そんな日に、何について書こうかな~と考えていたら、
急に、皇居の清掃ボランティアに参加した時のことを思い出しました。
皇居清掃ボランティアというのは
正式には「皇居勤労奉仕」のことを言います。
宮内庁が通年で募集をしているもので、
個人での参加は出来ません。
(15名以上の団体のみ)
その時は、仲良しの先輩が会社の有志たちでグループを作り、
私はそれに声を掛けてもらい参加出来ることになりました。
作業としてはその名の通り、
皇居内の清掃がメイン。
全部で4日間の作業ですが、確か全日程通しで参加が決まりだったような・・・
朝7時半くらいに指定された門の前に集合して、
手荷物チェックをしてから中に入ります。
その後、団体ごとにその日の作業を割り振られ、
それぞれ持ち場について作業をする、という流れです。
ちなみに私がやったのは、
草むしりや落ち葉集めなど。
それほどHeavyな作業ではありません。
(皇居自体が広いので、歩く距離は結構あるかも)
というのも、参加者は15歳~75歳と年齢もさまざま。
私なんて、「そこの若者」とか呼ばれちゃって、
(ガッツリアラフォーなんすけどお)
割烹着を来たおばちゃんチームの人達に
「そんなやり方で草むしりしてたら、腰痛めるわよっ」
なんて叱られちゃったりして・・・
作業は、通常入れないような場所で行うことも多く、
割り当て次第で、とても貴重な場所を掃除させてもらえることもあります。
ちなみに私たちのグループは、
なんと
「賢所(かしこどころ)」周辺の落ち葉拾いをさせてもらえることに
ここは天照大御神(アマテラスオオミカミ)が祀られているという場所です。
もちろん中に入ることは出来ませんし、
覗いてみることも出来ませんが、
グループの皆があまりに「すごいすごい」と言うので、
何だか拾っている落ち葉も他のものとはちょっと違って見えてきたりして、
ドキドキしちゃいました(笑)
そして更に、この皇居勤労奉仕のメインイベントは
「御会釈(ごえしゃく)」です。
これは天皇陛下から直々に作業団体に感謝の言葉を頂けるというもの。
作業の合間、宮内庁職員の方にある部屋に案内され、
しばらく待っていると、そこへ天皇陛下と美智子さまが到着。
「今日は暑い中、大変でしたね。ありがとう。」などと直接声を掛けてくださいました。
こ、こんなことって
オリンピックに出場するアスリートとか朝ドラ女優とかになって、
園遊会にでも呼ばれない限り、こんな経験は絶対に無いでしょ
特に驚いたのは、お二人が部屋に入ってこられた時の空気感。
私はそれまで天皇陛下に対しての特別な思いは全く無く、
今回のボランティアも正直、興味本位で参加したような状態で、
周囲の人達の「皇居ボランティアにかける思いの熱さ」
みたいなのを、一歩引いて見ていたのですが・・・。
お二人が部屋に入られたとたん、フワッと空気が変わって、
何か見えない圧のようなものを感じ、それに押されてなぜか涙が出てきたという
こんなことは初めて。
感動とはまたちょっと違う、不思議な感覚です。
(実は、もう1回だけ別なところで同じ感覚を味わったのですが、それについてはまたの機会に)
しいていえば、自分たちの事よりも国民の事を思うお二人のあまりにピュアな心に触れ、
自分の俗っぽい汚れた心が情けなくて泣けてきたのかも???
かどうかはさておき(笑)
とにかく、このボランティアがとても良い体験になったのは事実です。
ぜひ機会があれば、参加してみることをオススメします!
実はこのボランティア中、皇太子さまの御会釈も頂けたのですが、
天皇皇后両陛下とは違った柔らかい空気感がまた心地よかった~
そんなことを思い出しつつ、
新しい時代は、ここサンシャインコーストで迎えるんだな~と
センチメンタルになってる南朋でした。。。