個人的評価 5(微妙)
対応ハード FC
発売年 1986年

初代のマリオから1年、マリオ本編史上、最高難易度を誇るといわれ実際プレイしたら物凄く難しかった。3DSのVC版でプレイした。

評価点
○2Dアクションとしてはできている
前作同様、マリオは横スクロールの原点といえる。詳しい内容は過去にレビューしたものを参考に。今作はゲームオーバーになっても1-1からやり直さなくて済むようになった。

○ルイージが使える
今作ではマリオとルイージが使えるが、性能が違ってルイージはジャンプ力が高い代わりに滑りやすいという欠点がある。

○コースが増えた
ワールド9、A~Dが追加され全部で52コースになった。ワールド9は地上なのに水中といった前作のバグコースを利用したステージ構成になっている。

不満点
×難易度が高すぎる
今作は難しいというのは聞いたが、ワールド4辺りから前作のワールド8以上に相当する難易度である。敵に関しては前作で猛威を振るったハンマーブロスが前進するようになり更に凶悪化している。3機ではクリアはほぼ不可能に近いので無限増殖ができる前提であるが、1-1で無限増殖できるのは救い。また、隠しブロックを出さないとクリアできないコースも存在する。今作は無限ループが前作より凶悪化してただでさえ難しいうえ初見では見抜けるのに相当時間はかかる。当然、近年のマリオのように救済措置があるわけではない。

×理不尽なデスペナルティ
今作は毒キノコが存在するが終盤のコースでは酷すぎる配置になっている。ハンマーブロスのハンマーを避けようとすると隠しブロックに引っかかって失敗する。しかも毒キノコが出現するという理不尽仕様になっている。一部のコースで行き過ぎると前のワールドに戻される逆ワープ土管という誰得仕様がある。

×隠しワールドをプレイする条件が面倒
前述のようにワールドA~Dがあるが、プレイするにはただでさえ難しい本編を8回もクリアしなくてはならない。前作同様、近道ルートがあるのは救い。面倒すぎて実際はプレイしていないが、本編以上の難易度を誇る。

総評
実際、無限増殖で残機は増やしたが、残機が尽きてゲームオーバーになったことがあった。それぐらい凄い難易度となっていた。アクション初心者にとっては全くオススメしないので他のマリオ本編をやった方が良いだろう。ただし、従来のマリオでは物足りない人向けに作られているのでプレイする価値はある。この世代は魔界村、ロックマンなど高難易度のアクションゲームがブームとなった。