「俺がさくみちゃんに求めるのは、ハンドソープで食器を洗わないことだけだよ。
この2ヶ月、ロクシタンのハンドソープで食器を洗ってたことは、ブログのネタにした方がいいよ♪」
と、先日なおき君に言われました。
求められることのハードルが低すぎて嬉しー
さてさて、無事に来月から2人で暮らすお家が決まりました。(#洗面台が気に入った)
一安心して焼肉屋で打ち上げをしたら、あたしってば、テーブルにクレジットカードを置いたまま店を出てしまいまして。店員さんが追いかけてきてくれました。(#ただただ感謝)
こんな私ですが普段は、
好きな仕事を
好きな人たちと
たとえばこーんな好きな場所でやってます。
正直、「#好きを仕事に」は、私のためにあるハッシュタグだと思っているんです。
なぜなら私は「#好きを仕事に」にした人ではなく、「#好きを仕事に」しかできなかった残念な人だから。
0点-0点-0点-500点
先日、あの暢子せんせーにこう褒められたんです。
暢:「さくみちゃんってさ、0点-0点-0点-500点の人だよね。」
私:「やだもー♡ありがとうございます♪」
暢:苦笑
なんていうか、苦笑ってこういうことだよなという、苦笑の見本のような見事な苦笑をされていたのですが、今書いてて思いました。
もしかして私、褒められてなかった系?
まぁいずれにしても、「0点-0点-0点-500点」は私を表すのに、ピッッタリな表現でして!
看護師クビになりかけた
(0点)
「宇宙人」
「前代未聞」
「治外法権」
新人看護師時代、褒めてない方の意味合いで、よくこんなふうに言われていました。
なぜなら私、当時は毎日のように、っていうか毎日、事故報告書を書いておりましたので。
あと、多分これは看護師の中でも相当レアだと思うのですが反省文もちょいちょい書いてました。
「クビにするよ」なんて、そこまで露骨なことは言われませんでしたが、出勤停止に近い処罰は受けたことがあります。
・・・・・・・。
え、大丈夫?
もしかして引いちゃった?!
なんかごめんね?(*・з・)
「事故報告書」で文章力を磨く
(ある意味500点/ある意味0点)
毎日毎日、事故報告書(たまに反省文)を書いているうちに、すっかり「事故報告書のコツ」を掴んでしまった私。
こういう書き方をして、こうやって反省モードを表現すれば、上司の説教時間半分にできるわ♡みたいなのが分かってきちゃったんです。
後輩が出来てからは、わざわざ残業までしてドヤ顔でそのコツを伝授していました。
上からの評価は0点だった私ですが、おかげで下からの評価は500点。
余談ですが、なおき君にこの話をしたら「そのコツ講座にして売れば?」ってニヤニヤしながら言われたんです。
え、需要ないよね?
「上司のお怒りを最小限にする事故報告書の書き方♡」なんてふざけ倒した講座。
まぁとにかく講座にできそうなくらい、事故報告書の腕を磨いた私。
そして、本当に磨かれていたのは文章力だったんじゃないか疑惑が、のちに浮上します。
レポートで評価が一変
(500点)
師長の見事なカウンセリングにより、突然ピタリと事故を起こさなくなった私。
とは言え、引き続きなんの期待もされていなかったのですが。(#そらな)
しかしあるレポートが事態を一変させます。
それは、私が看護師になって初めて書いた"ある患者さんと向き合い続けた3ヶ月"をまとめたものでした。
それを見るやいなや、
「これ亀岡さんが書いたの?本当に?」
と、ゴーストライター疑惑を持ちかけてくる師長。
曰く、普段の言動(0点)と文章(500点)の乖離にドン引きしたそう。
おかげで、あんなことやこんなことやそんなこともあったのに、あのレポート1つで私の評価は地から天へぶち上がりました。(#ちょっと盛った)
初めて書いたレポートでこんな奇跡を起こせたのは、事故報告書のお・か・げ♡
だけじゃなく
そもそも私は看護師になるずっと前から文章を書くことが好きだったんだと思います。
その後私は、医者の彼氏にフラれ寿退社するミライが消え失せ、失恋の傷を癒やすためにブログを書き始めました。
そのブログがきっかけで「WEBライター」という職種に出会い、看護師からIT企業へ転職。
そこでライターよりも適正のあった編集者になり、今の私がいます。
そうそう。私は文章を書くことが好きなのだと心底気づいたのは、つい1ヶ月前。このブログを始めてからのこと。
「好きなことが」分かってなきゃ、「#好きを仕事に」出来ないってわけでも、ないんだよね
ご納得いただけましたでしょうか。
私は「#好きを仕事に」にした人ではなく、「#好きを仕事に」しかできなかった人です。
これが私の正体です。
・・・・・・・・。
って、さすがにここで終わるのもなんなので、最後に『自分で「始めた」女たち』から「これ私がドヤ顔で書いたやつだよね?」と壮大な勘違いをした一節をご紹介して締めたいと思います。
今いるところから始めなさい。
持っているものを使いさなさい。
できることをやりなさい。
by アーサー・アッシュ(黒人テニス選手の先駆者)