たった1杯の味噌汁で思考が変わり、

体質が変わり、未来が変わる

家族と私の生き方革命の岸本裕美です。






長男は小学校3年くらいから中学校3年まで、次男は小学校1年から中学校3年くらいまで義務教育を受けていません。




とはいえ、長男は高校は出席日数を自分で計算してギリギリですがなんとか卒業しました。
次男は高校は真面目に登校していたようです。




彼らが唯一熱心に通ったのはボーイスカウト。




息子2人を育ててくれたのはボーイスカウトのリーダ-とその仲間と豊かな自然といっても過言ではないかもしれません。





そんな息子2人を見ていて最近になってやっと気がついたことがあります。





自分の人生、すべて自分で選択できるんだって。
みんながやってるからやらねばならないということはないんだなって。




ほとんどの子ども達が毎日学校へ通う中、彼ら2人は学校には行かないということを選択したのです。





大人になった彼らにどうして学校にいかなかったのか聴いてみました。




学校の物差しではかられるのが嫌だったといいます。






次男にこんなことがありました。




次男が1年生の時にあまりに登校を渋るので授業を見学させていただいたことがあります。




美術の時間のことです。




『今日はこの朝顔を描きます。

お花はこう描きます。

今日はお花の色を塗ります。』





私は目が点になりました。
担任がお花はこう描きますって黒板に円を書いてクルクルと漫画ティックにお花を見本として描いてみせます。




私が危惧した通り、どの子も黒板に描かれた花と同じ花が白い画用紙に描かれていきます。感性も個性も創造もなんにも存在する余地がない指導。




私は次男に『大ちゃんが、見た通り、感じた通りのお花を描いたらいいよ』とこっそり耳打ち。




さあ、いよいよ絵の具を出して塗っていきます。




次男はお花と茎に色を塗っていました。
そこへ担任が巡視に来ました。





担任の顔がみるみるこわばり次男に注意しました。




『今日は花だけ色を塗るんですよ!茎は塗りません!』




私は、(あ~、意味がわからない?)と思いました。




休みがちな次男が登校すれば、待っていましたとばかりに休み時間に教室に残しテスト、テスト、テスト。




お友達と遊ぶ時間がない。。。。




久しぶりに登校したのに。。。テストばかりに時間が使われる。





先生にも都合や思惑があって、テスト受けさせないと成績がつけれないしそうなると通知表がつけられないとのことでした。





(本質は?)と私は担任に疑問と不信感を抱きました。




私なら友達といっぱい遊ばせて、学校って楽しいなって感じてもらう事を最優先するのになあ。







我が子について一緒に授業を受けるたびにこんな調子で次男が行き渋る理由が見えてきたのです。




「もう行かない。」という次男。

「じゃあ、そうしよう。」と私。




ということで早くも小学校1年から学校に行くことを辞めた次男。




今ならオルタナティブスクールなどあったのにと思うことがあります。




私に自宅で熱心に勉強を見てあげる時間があるわけではなく、大人になるまで苦戦したはずです。




聴くのがとても怖かったけれど大人になった次男にきいてみました。




私には一緒に居てやれなかった負い目があったからです。ずっと心に引っかかっていた事で罪悪感があった事だからです。




ストレートに聴けなくて
勉強で苦労したと思うけれど、どうやって克服してきたのかを聴きました。





次男いわく、「今は自分が学ぶ気があったら情報も教材も溢れてるよ。小学校や中学で学ぶ内容くらい1年もかからない。それをするしないは本人のやる気の問題だから」とあっさり。





次男は自分のような思いをしている子ども達を作りたくないと大学で教育学、大学院では心理学を学び現在小学校の先生をしています。





しかし、私と一緒で、地方公務員という環境、学校という閉鎖的でかつ変化を嫌い、先生様体質の環境に限界を感じているようです。








小学校卒業したら、中学校へいくよね。
高校卒業したら大学に行くといいよね。
大学卒業したら就職かな。
就職したら3年間くらいは転職しないで頑張って勤務しよう。
そして結婚して子供を産んで。。。






というように世間でだいたい決められたレールに乗った、我が子とは対照的な人生を歩んできた私。
そうするものと思い込んでいて、それ以外の選択肢が存在することすら考えもしなかった。






でも、よく考えたらこのルートが唯一の正解ではないですよね。





もっともっと自由に選択できたんだ。いろんな選択肢があってよかったんだって我が子をみていて気がつきました。





この歳にしてやっと
地方公務員という自分にあわない鳥籠から脱出することを決めた私。





自分の人生、自分の時間。





それらに責任をおえるのは自分だけ。





私が私の人生を創っていくんです!





自由な私に乾杯!




羽が生えた私に乾杯!