生徒の人生に関わる『評定』。


だからこそ「誠実に」と心がけてきました。


教師として。


おそらくどの先生も「誠実に」出しているのだろう。


そう思っていました。


しかし、現実はそうではなかった。





音楽は、力のない先生だと崩壊しやすい教科です。


どんなに生徒が騒いでいても、淡々と授業を続ける先生を私も知っています。


注意はしない。


めんどくさいことになるから。


でも、困っているとも言わない。


「自分の力量のなさ」を知られたくないから。


何か言われると「大丈夫ですよ。中学生ですからあんなもんですよね。」的な余裕の発言。


遠く離れた音楽室。


どうなっているかなんて生徒にしかわからない。


無関心の校長が見に行くことはない。


そこは無法地帯。


そんな先生がつける『評定』が、「誠実」なはずはありません。


でも、証拠はない。


証拠を突きつけるほど暇でもありませんでした。




でも、私からすれば「2」をつけるだけまだ良いほうです。


私が知っている先生たちは、そんなことはしません。


彼らがつける『評定』は「3」~「5」。


「2」はつきません。


なぜなら『クレーム』がくることを知っているからです。


彼らは、クレームのつかない範囲で『テキトー』に評定を出すのです。


それはつまり、どんなに頑張っても「5」がつかないということでもある。


逆に、たとえ頑張らなくても「5」がついてしまうことがあるということです。


全く教育的ではない。


そんな先生を何人も知っています。




さらには五教科なのに、やたらと簡単な定期テストをつくる先生。


平均点70~80点なんて、中学校のテストとしてどうなんでしょうか?


入試や実力テストの平均点が40~60点なのに。


みんな満足ですよね。


でも、高校入試のレベルとは明らかにかけ離れています。


ただの「人気取り」に思えてしまうのは、私だけでしょうか。


もちろん、平均点が高いことへのクレームなんてきません。


彼らは、そのことも知っているのです。





生徒の人生に関わる『評定』。


その「正当性」を聞くことは『クレーム』ではありません。


少なくとも「誠実に」評定をつけている先生たちは、その『評定』の理由を明確に説明できるはずです。


「?」と思うということは、きっと何かがあるのです。


もちろん「間違い」であることもあります。


できるだけ、そんなことのないようにしているつもりなのですが。


だから『問い合わせ』は必要です。


子どもたちを守るために。