今年は庚子(かのえね)の年ということで、
大きくお金が動くだろうなと思っていましたが、
新型コロナウィルスの流行によって、
経済面での悪い方への打撃が続いています。
これは庚子(かのえね)の干支の悪い面がかなり強く出てきている状態になっていて、
これからもまだしばらく続きそうですが、
この庚子(かのえね)の干支はいったいどういう干支になっていて、
庚子(かのえね)の干支の良い面を引き出してゆくにはいったいどうすれば良いのか?
それを考察してゆきます。
まず知っておいて頂きたいのは、今年、
驚くほど庚子(かのえね)の影響が出ている。
ということでもあります。
庚子(かのえね)という干支の意味を詳しく見てゆくと、
庚(かのえ)というのは、
干支の中の十干(じっかん)にあたる部分で、
甲(きのえ)乙(きのと)丙(ひのえ)丁(ひのと)戊(つちのえ)
己(つちのと)庚(かのえ)辛(かのと)壬(みずのえ)癸(みずのと)
といった順番の中の、庚(かのえ)の部分。
庚(かのえ)は、『更』の意味を持ち、『変わる』という意味。
『変更』とか『更新』といった意味合いもあります。
大きな鉱山や金脈、荒削りな『金の気質』を表していて、
陰陽で言うと、『金の気質』の中でも『陽』の部分を表します。
大きくダイナミックに変わってゆく金の気。
そしてそれは、ゴロゴロとした金山で、山を削ったり、切り取ったり、
多少の爆破で、採掘したりするような、荒削りな感じ。
よく氷山の氷が雪解けで、ガケ崩れのように崩れ落ちることがありますが、
あんな感じで、山が削れてガケ崩れのように崩れたりすることがありますでしょ。
あんな感じで、大きく削り取られたり、大きく割れたり、採掘したりするなど、
大きく削られるのようなことも起こりやすい時期なんですよ。
それが2020年の今年の庚(かのえ)の年に起こりやすいこと。
そしてそれは来年の辛丑(かのとうし)の年という、
辛(かのと)の年になってくると、
辛(かのと)は『金の気質』の『陰』の部分であり、
それは、いわば、大きく削り取ってきた金塊や鉱石を、
さらに磨いて綺麗に加工して、宝石のように輝きあるものへとしてゆく時期になります。
なので、今、庚(かのえ)の時期に起こっていることというのは、
次の辛(かのと)の時期には、この経験の中で得た荒削りな出来事を、
さらに削って、磨きをかけて、より良いものへと変えてゆくためのステップアップの時期でもあるんですよ。
たんなるどん底や、逆境などではないんです。
なのでいま、体験している経済的なダメージや、起きている出来事のすべては、
決してマイナス面だけを見るべきではなく、
プラスに繋がってゆこうとしている部分をみてゆく必要があり、
必ず未来への新しい道すじを示してくれていますので、
いまある経済的なダメージの中でしか出来ないことを、
この機会に始めてみる。
ということも忘れないようにしておく必要があります。
もう少し、詳しくお話ししてゆきますと、
庚子(かのえね)の子(ね)という十二支は、
子(ね)丑(うし)寅(とら)卯(う)辰(たつ)巳(み)
午(うま)未(ひつじ)申(さる)酉(とり)戌(いぬ)亥(い)
という、
十二支の中でもいちばん最初にくる十二支で、
それは始まりを表す十二支です。
子(ね)という文字は、
『振える』という意味で、
まったく何もない混沌とした無(む)の状態の中から、
有(ゆう)が生じる時期でもあり、
それは宇宙や大自然の中での最初の『因子』が震えて生じはじめる、
最初の閃きのような因子でもあります。
微粒子とか、精子とか、原子などの意味もありますし、
今回の新型コロナウィルスなども、微粒子のひとつですよね?
今から60年前の庚子(かのえね)年のニュースなどを見ていると、
原子や電子、微生物レベルのことのニュース、
あるいは、大きく金脈が崩れ落ちたり、
その後大きな経済効果を成功させてゆく、
池田内閣の成立や、
池田首相の『所得倍増計画』の発表があったりなどもしています。
1960年の庚子(かのえね)年の出来事
2月1日 興和が胃腸薬「キャベジンコーワ」を発売。
2月13日 フランスがサハラ砂漠で初の原爆実験。第4の核保有国となる。
4月19日 トヨタ自動車が「コロナ」をモデルチェンジ
4月23日 麒麟麦酒が缶入りビールを発売。
4月30日 ソニーが世界初のトランジスタテレビを発売。
7月1日 呉羽化学工業が「クレラップ」を発売。
7月14日 岸信介首相が池田新自民党総裁就任祝賀会からの帰路、暴漢の襲撃を受け重傷を負う。
7月15日 岸内閣総辞職。
7月19日 第1次池田内閣成立。厚生大臣に中山マサが就任(初の女性大臣)。
8月1日 森永製菓が日本初のインスタントコーヒーを発売。
9月9日 近畿コカ・コーラボトリング(当時の社名:近畿飲料、後のコカ・コーラウエスト)設立。
9月10日 日本でカラーテレビの本放送開始。
9月26日 1960年アメリカ合衆国大統領選挙でジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンの第1回テレビ討論開催。アメリカ合衆国大統領選挙史上初のテレビ討論。
10月24日 朝日新聞社などにより、教育設備助成会(現・ベルマーク教育助成財団)設立(ベルマーク運動の始まり)。
11月1日 花王石鹸が日本初の住居用洗剤「マイペット」を発売。
12月27日 池田首相、所得倍増計画を発表。(その後、日本の高度経済を成長させた10年計画)
ウィキペディアからの一部抜粋です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/1960%E5%B9%B4
核実験なども原子に関係していることですし、
トヨタ自動車の『コロナ』のモデルチェンジもなんだか新型コロナウィルスにかかってて、
コロナウィルスによって経済が変わってゆこうとしているのもある種のモデルチェンジでもありますし、
庚(かのえ)の更新して『変わる』というキーワードそのままの出来事です。
炭酸飲料関連のニュースや、粉もんのインスタントコーヒーの発売。
とか電子を意味する、トランジスタテレビの発売。
アメリカ合衆国大統領選挙史上初のテレビ討論。
殺菌除菌も意味するような、
花王の日本初の住宅用洗剤『マイペット』の発売なども、
今年の新型コロナウィルスの流行を思えば、意味深な出来事でもありますよね?
そして池田内閣の発足や、
池田首相、所得倍増計画を発表は、
その後、日本の経済を高度に成長させてゆく10年計画でもあり、
大きな成果のあった政策でもあったので、
庚子(かのえね)年から始まる計画って、
とても重要なものにもなってゆくということを示していると思います。
ここに未来へのヒントがあるのではないでしょうか?
新型コロナウィルスの影響で、大きく経済活動がダメージを受けている中で、
そもそも庚子(かのえね)とはどういう意味を持っているのか?
ここまで読んで頂いたかたは、いろいろ思う事や感じられたこと、
そしてすでに未来へのヒントをつかまれている方も多いかと思いますが、
たんなる悪い影響だけではなく、
たんなる悪いウィルスとして終わらせてしまってはいけない。
ということでもあると思うのです。
どん底や逆境の中で立ち上がってゆくひとたちというのは、
いつも、その中で、煌めく砂金の粒のようなものを見つけていて、
未来への方向性を確信し、やり続けていた方たちでもあると思うのです。
そこで何を拾って変えてゆくきっかけとしたのか?
そこで何に気づいて未来をより良くするために歩み始めたのか?
どんな商品を生み出し、
どんな会社を興し、
どんなプロジェクトや未来計画を始め、
どんなライフスタイルの在り方を変えて、
新しい自分を歩み始めたのか?
夢や希望を実現されていった方たちは、
あの頃に起きたことがきっかけで、
わたしはこうなりました。
といったことをよく言われますが、
そのあの頃が、
今年のこの混乱の時期なのかもしれない。
ということでもあるかと思うのです。
なのでちょっと冷静になってみて、
未来といま!
と見渡してみると、
未来はそもそもいつも、
IT社会が拡がってゆき、
スマホや携帯は進化して、
自宅でもなんでも出来るような時代になって来ていました。
VRなどを使えば、はっきり言って、
家で仮想空間上での買い物なども出来るようになるはずですので、
今後の未来を見渡せば、
お買い物などは、仮想空間上のショッピングモールに出掛けて、
手に取るように楽しんで買い物をするような未来社会は来ているわけでもあり、
もう実現出来るレベルのものがたくさんあって、
実現させてゆくべきものがたくさんあるんですよね。
そもそもみんな動き過ぎなんですよ。。
『いま、ここ』に、すでに計り知れないくらいの豊かさがあるのに、
なんで毎日電車やバスに何時間も揺られて、仕事に行き、
無駄な時間を拘束されまくって、それをいつまでも良しとしているのか?
仕事なども、単純化してゆけば、
在宅ワークを推進し、
仮想空間上のオフィスを作って、インターネット上のオフィスで、
いくらでも仕事は出来る部分がたくさんあります。
リモートコントロールで、工場の機材を動かして、
ガテン系の仕事でも、
家で仕事することなども可能になって来るかと思います。
それぐらい未来社会は、在宅オフィスや、在宅勤務、
あるいは、家でVRなどで、ネットショッピングとはまた違った、
友だち同士でブラブラ遊びながらの買い物したり、
旅行に行ったり、クルマの試乗をしたりなどなど、
やれることたくさんあるんですよね。。
でもいまのままだとなかなかそれが出来なかった。
でも、新型コロナウィルスの流行によって、
いよいよそれと向き合える時期にも来ています。
ちょっと考えてみて欲しいのですが、
これからの超高齢化社会になってゆくと、
ますます、じいちゃんばあちゃんたちの行き場がなくなってしまうのですが、
VR社会などが構築されていれば、
足腰の弱い、じいちゃんばあちゃんたちも、
元気に仮想空間上を歩きまわって楽しむことも出来るんですよ。
働けなかった方たちも、また新たな働き方を見つけてゆくことが出来るでしょうし、
高齢者の方たちも、仮想空間上でなら仕事もしやすいかもしれません。
こういった分野にこそ、助成金をつぎ込んだり、
一家に一台、VRを配ったりするなどでも良いかもしれません。
バラまくだけの助成金などで国家の国力を落としてどうするんでしょうか?
それはもっと民間同士や民間の企業同士が助け合ってゆく社会がその役割を担うべきでもあり、
大手企業が率先して、その仕組みを作ってゆくべきでもあります。
そんな仕組みを作ることなく、
いつまでもふんぞり返ってお金を貯め込んでいた大手企業が、
深刻な事態に陥っています。
いま日本や韓国や中国やアメリカなどなど、
ケンカしている時期ではなく、過去の名誉やプライドや確執を乗り超えて、
仲良くせざるを得ない時期にもなっていて、
中国のひとたちも日本が支援したことで好意的に思ってくれた方たちも増えていたそうです。
韓国の大統領も、あんなに日本のことをボロカス言ってたにもかかわらず、
かなり譲歩したことも言われるようになって来てて、
この混乱のさなか、なんとか助け合おうと、
世界が新型コロナウィルスを通してひとつとなろうとする動きが見えている部分もあります。
このことを決して見逃してはいけないですし、
決して忘れてはいけないと思うのです。
大きなガケ崩れのように庚(かのえ)の年の、荒削りな、崩落が起こっていますが、
それはたんなる崩落ではなく、
今まで夢見てきた未来社会が本当に実現してゆくための、
振いにかけられていて、そこから新しいものが生み出されてゆくべき時でもあるはずなのです。
それが庚子(かのえね)の年。
ですので、あまり批判的にならず、攻撃的にならずにいること。
正しさにこだわり過ぎず、
誰しも、間違いながら、間違いも通り抜けながら、
正しい道すじを見つけてゆくこと出来ます。
いたずらに批判ばかりしてても仕方ないですし、
不満や我慢をまわりに愚痴ってるばかりでは、なんにも変えられません。
いまここに在って、
余計な情報や、感情的なニュース、自分よがりで根拠のないものはわきに置き、
さて自分にとってはどう在るべきなのか?
自分にとって、
あるいは、
自分をとりまくひとたちにとっての幸せや、
未来へと続いて行くアイデアや道すじはどこにあるのか?
たいていの場合それは、
『いま、ここ』に心を戻し、
静かで穏やかで落ち着いた気持ちで、
今起こっていることから、
自分が行動を起こしたときに、
『自然と展開してゆくもの』を見つめてゆくと、
見えてくることが多いです。
それが、未来で幸せに生きている自分が、
今を振り返った時に、
『あの時に始めたことがきっかけで、、』
と言えるあの時の自分になっているのではないでしょうか?
それがたぶん、
いま、起こっていますよね?
『おおいなる自然』や『人生の流れ』がいま、
何を起こそうとしているのか?
胸に手を当てて、
庚(かのえ)の年で大きく削り取られているものを、
『削られるだけ』でなく、しっかりと『拾い上げ』
自分の金塊を手にしても良い時期でもあるんですよ!
人生の偉大な転機はいつも、
ピンチやどん底を装ってやって来ます。
混乱したり批判的になるのではなく、
庚子(かのえね)の年の良い部分を活かして、
何かを始めてゆくきかっけにしてゆけると良いですね☆彡
『光の海』の案内人
『暦と時の風水師』
未来の自分ナビゲーターのtomoki