皆様お疲れ様です☆
昨日の朝イチ。
遠い町から、、東北方面に向かって黙祷。
MEGA土建・某阪和道路建設現場より
唐突な質問ですが、
なんで高層ビルって、大地震が来ても倒れないかご存知でしょうか?
※お借り画像
答え:ビルは建ってるんでは無くて、、、
過去に施工した、、、タワーマンションと迄は行きませんが(タワマン定義=20階以上)、
かなり高層なビルの建築工事を例に説明。
山の中や田舎での土木工事ほど、なんも気も使わんで ホイホイ出来る工事は有りません。
しかし街中ですと だいたいこんな感じな環境下での工事が多くなります。
この場合、周囲の住民様に
工事の悪影響が出ない様に工事を進捗させるのが一番ポイントと成ります。
崩れると、作業員が埋まるだけでなく、周囲の地盤もこちら側に引き寄せられ、地盤沈下が発生します。
地盤沈下が原因で、隣近所の建物が傾いたら、もう直す事は不可能です。
ですんで、地面を掘る前に、
掘削の『計画深さ』以上の位置まで、矢板を打ち込みます。
これは鋼製やコンクリート製など種類、工法も色々有り、現場の現場条件、土圧計算や予算等で適切な工法が決められます。
通常な方法で矢板を打ち込んでからですと、
理屈上、地球を貫通してブラジルまで穴を掘っても事故は起きない筈。
現場を監視する
現場監督氏
(って、俺だよ! 俺!wwwwww)
周囲のグネグネしてる鉄板がさっき説明した『矢板』です。
なんか変な物体
これが先ほど言いました、フォークで例えれば
地面に突き刺さる『先端部』に当たる部分です。
正式には基礎杭。
直径は現場によってまちまちですが、今回のは1200mmぐらいかな?
大きいのは2メートル越えとかザラです。
ちなみに、杭施工をするタイミングは、私達土木屋(掘削)が来る前の、まだここが更地だった時に施工しています。
この杭は地中深く入っていて 私の体験上ですが 20メートルは入ってます。
杭の深さは その場所の真下の基礎地盤(支持層)に達するまで入れる必要が有ります。
ちょっと前に杭工事の施工不良が問題に成った事が有りましたが、あれはこの図とは違い、、
なんらかの理由で、
杭が支持層に達していなかったのが問題と成りました。
杭が支持層に達していないと、杭が上に乗るマンションの荷重に耐えれず、徐々に地盤沈下が起きたり、大きな地震でマンションの真下の地盤に液体化化現象が起きると必ず沈下するでしょう。
↓↓↓
この一見 地味な掃除作業が
極めて重要で大切な作業なんです。
基礎杭とマンションは、ただ上に載っているだけではなく、さっきのフォークの様に、先端と柄を一体化させないと意味が無いでしょね?
上の乗るだけだと、確かに地盤沈下には対応出来ても地震や強風の揺れに対応出来ずに倒れてしまう恐れが有るからです。
ですんで杭の上部から出る鉄筋を綺麗に清掃し、
杭の上に施工するマンションの躯体の鉄筋とを強固に一体化させるためです。
13本入ってる事が分かりますね。
建築工事詳しい人でしたら、この段階で、建物の構造がだいたい分かります。
この建物は、ワンフロア―に4件の部屋が出来ます。
そしてこちら側が
玄関フロアー及びエレベーターが入る位置と成ります。
マンションが少し分かりましたか??
長文すんません( *´艸`)
seeyou!!