皆様お疲れ様です☆
まずは使用機械の紹介から。
これはアスファルト・フィニッシャー。通称フィニッシャー。
西ドイツで考案されたこの機械は、アスファルト合材を均一に敷均し作業と、人が乗ってもヘッコマない程度の、7割ぐらいまでの転圧まで出来るマルチなマシンです。
非常に高価な機械なので、自社機として所有されてる会社はかなり大手って言えると思います。
通常レベルな舗装会社は、だいたいリース機を借りてるようです。
アスファルト合材を受け入れる『ボウル』を開いた状態。ボウルの底に平らになった部部に金属チェーンが2列配置されてるでしょ?
それが動くことで黄色丸に囲まれた『仕切り』みたいなのが矢印方向にスライドして 赤丸の穴に順次合材を補給していく仕組みです。
さすが機械大国ドイツですね~。
フィニッシャーの運転席。さくさんの操作レバーに計器類が数多く並ぶ。
なにがなんだか さっぱり分かりませんが、AT自動車だと、ハンドルとブレーキかアクセル、の3つしか操作しませんが、こいつは多分5個以上を同時操作しないと運転出来ないと思います。
だから多数(2~3)の運転手が運転席に並び、同時に操作してる事も有ります。
振動ローラ。今回みたいな小規模な舗装の場合、これ一台で賄えます。
意味も無く、運転席に座る現場監督氏
アスファルト合材を現場に搬入するダンプカー。今回は大型規制が有る細い道なので4トンダンプです。
チャーター(ダンプ会社に外注)です。
待ち時間に、合材の保温シートを素早く畳む、ギャルちゃん。
合材はアスファルト工場から出た瞬間から、どんどん冷めて行きます。
冷めたら固まってしまい舗装工事に使用出来なくなります。
なので上からシートで覆った状態でダンプで運びます。
アスファルトの温度は170度ほどあるんですよ!!
合図(クラクション)が成れば、フィニッシャーにタイヤが当たるまでバックします。
アスファルト合材を、
ゆっくりダンプアップします。
入れ終わった状態。
ボウルの底の穴に合材が吸い込まれて行き、
だんだん窪んで来ました。黄色丸部分です。
どんな広さの舗装工事でも、いっぺんには施工出来ません。
フィニッシャーのsize(施工能力や道路幅などの現場条件)で、木の枠(型枠)で仕切りを付けて、段階を踏みながら進捗します。
舗装工事のスタートです。
周囲にアスファルトの独特な油っぽい臭い匂いが立ち込めて来ます。
ボウルに入れた合材が無く成って来たら、
合材を再度ダンプアップ。
フィニッシャーが おおかた敷き均しした合材を、
機械では微妙に手が届かない様な場所、細部の不具合箇所を仕上げ職人が順次綺麗にして行きます。
あとは、基本的にこれのリピートです。
ギャル運転手が車から降りて来て、現場をキョロキョロ。
決して遊んでる訳では有りません。
次のダンプに現場に入るタイミングを教えるために 現場の流れを見てるのと、だいたい何時に仕事が終わりそうか、自分が所属するダンプ会社の親方に報告する為です。
※別に早く帰宅したいんではなく、『昼から違う現場に回れそうです』、あるいは『現場がてこずってて、お昼を回りそうです!』など 現場状況を常時報告しないと親方が配車計画(ダンプをどこの現場に無駄無く回すか)が出来ないからです。
なので、このギャルちゃんは 非常に真面目って言えますね。
ヘルメットを被ってくれてたら、もっと完璧でしたがワラワラ( *´艸`)
舗装の厚みも、図面上規定されて居て、舗装工事が完成しちゃうと見えなくなるので、
施工途中でカシャッ☆
後にお客様に、規定厚さ(50mm)で施工をした証拠写真として提出します。
合材の油でコテコテになった舗装屋の一輪車。
元々は青かったと思いますが、真っ黒に。舗装屋アルアルですね。
最後は、舗装が冷めないうちにローラー転圧して、舗装表面を滑らかにしながらカチカチに固めて完成♪
お疲れ様~~^^
seeyou!!