photo:01

物語作家として絵本による街づくりに取り組んでいる周南市の不動産会社、五郎丸社長、五郎丸孝士さん(65)が二十日、昨年に続き今年も春から市内の小学生に入学する新1年生1200人に絵本「キリンとカバの首飾り」の塗り絵を二年連続で贈り、教育委員会で村田正樹教育長に手渡した。
 五郎丸さんは山口県を絵本と物語作家であふれる街にしようと活動を続けてる絵本と物語のある街制作委員会のメンバー。同委員会では昨年から絵本コンテストを開催しており、山口県知事賞や山口県教育長賞、周南市長賞などを選び、子供や親子の絵本作品を表彰している。
photo:02


 「キリンとカバの首飾りは」は五郎丸さんが地元の徳山動物園を親子で身近に感じてもらおうと、昨年二月に徳山動物園のキリンとカバが主役で、先日亡くなったゾウやうさぎリス、サルなど園内の人気者が岩国の錦帯橋からJR徳山駅、永源山公園などを舞台に登場する物語を書いた絵本で、イラストは同委員会のメンバーで地元で活躍するイラストレーター、松下恵さん(29)が描きいたもの。カラーの絵本50冊も寄贈した。
 五郎丸さんは「毎年プレゼントを続けたい。この絵本を通じて子供ら自らが絵本作家や物語作家として自分の絵本を描いて欲しい」と話し、村田教育長は「子供の才能を発掘する場所です。さまざまな機会が必要で、絵が好きな子がこの塗り絵と物語を通じて、自分の才能を発見できるきっかけにもなり、感謝しています」と感謝した。
 塗り絵はA六版で16P。同委員会のコンテスト応募用紙は岐山通の周南市中央図書館にある。

bb/ss05.jpg
bb/ss04.jpg
aa007.jpg
sou.jpg
tuism.jpg