ウェブトゥーン連載中の韓国版の和訳です。
日本語版からはネタバレになりますのでご注意を。
以下569話訳です。
筋彫:ビッグディール参上です。
(扇田たちを睨みつける白窪、迫田、筋彫)
七瀬:なんだかわからんが状況が好転したな、作戦を始める余裕ができたぜ。今日この長かった内戦を終わらせる。行くぞ、仁川統合のために。
(七瀬に続くぶーちゃん、迫田、筋彫、白窪、ヨウルたちスピードの面々)
扇田:行こう、仁川統合のために。達成するのは俺たちだ。
(屈強な幹部が迫田の背後から飛び掛かる。それを蹴り飛ばすぶーちゃん)
ぶ蛍介:こっちに来てくれると信じてました、ありがとうございます迫田さん。
(その背後からバットを振りかぶる幹部たち。それを七瀬が蹴り飛ばす)
七瀬:感謝するのは俺の役目だ、恩に着るぜ、ビッグディール。
(迫田が幹部を殴り飛ばす)
迫田:スピード、あんたらを好きで助けてんじゃねえ。守りたいという想い…そう、その想いがよくわかるからだ。
(複数の幹部たちを吹っ飛ばす筋彫)
筋彫:皆さん行きましょう!俺が道を開けます!見ましたか、生まれ変わった俺の姿を!?
(その背後から幹部が飛び掛かる。その首をわし掴み吊り上げ、投げ捨てる白窪)
筋彫:征士兄さん?!あ…ありがとうございます!
白窪:先輩から言われていたはずだぞ、ビッグディールならカッコ悪いとこを見せるな、こんな奴らにやられるんじゃねえ。
筋彫:は…はい!
ぶ蛍介:これからどうしましょう?完全に包囲されました。
(敵を蹴倒しながら七瀬が叫ぶ)
七瀬:さっき作戦言っただろ!まずはアジトに帰るんだ!!
ぶ蛍介:でもどうやって!!敵が多すぎて道が開きません!!
白窪:開けりゃいいんだな?
(煙草をくわえ火をつける白窪)
迫田:胸筋オバケ?!どうする気だ!?
白窪:簡単さ、俺のスタイルじゃないがな。
(頭上に連なる無数の提灯を仰ぎ、それ目掛けて煙草を指ではじき上げると、提灯に火がつき一斉に燃え広がる。動揺する黒鰐会の手下たち)
手下:火事だ!!提灯に火が付いた!!
手下:くそっ、提灯が落ちてくるぞ!!
手下:まずは退避だ!!ここにいたら提灯に当たる!!
七瀬:こんな方法があったとは!黒鰐会が散っていく!
(タクシーの運転手たちが叫ぶ)
運転手:スピード、今だ!!早くタクシーに乗れ!!
市民たち:俺たちも逃げるぞ!!これ以上いたらスピードの邪魔だ!!
運転手:よし、出発だ!!安全第一!!
(一斉に逃げるタクシーと市民たち)
ムガク:タクシーを追え!!奴らを逃がすな!!
扇田:タクシーは目くらましです。
ムガク:え?!
扇田:奴らは塞がってないマンホールを探しに行ったはず。迷路の中に入ったから見逃してやったんです。
(無事アジトに着いた七瀬たち)
七瀬:ありがとう。スピードの味方に付いてくれるとは思わなかった。仁川市民に代わって礼を言うよ。
迫田:聞きたいことがある。
七瀬:何だ?
迫田:スピードの人数はこれで全部か?
七瀬:そうだが何か?
迫田:分かってる筋彫、しくじったようだ。
筋彫:ロマンの代償はデカいっスね。
ぶ蛍介:ご心配なく、ああ見えてもみんなすごい実力なんですよ。
七瀬:ああ見えてってどう見えてる?
ぶ蛍介:ぶっちゃけ、地下商店街辺りでやられそうな…
白窪:で、次の作戦は?その作戦、ずいぶん長い間準備してたようですが。
七瀬:やはり胸のデカい友達は頭いい。よし、みんな聞いてくれ、作戦を説明する。まずはその前に…
ぶ蛍介:早く言ってください。
(椅子に座っているヨウルのブーツの踵に、GPSがついている)
(黒鰐会では、そのGPSでアジトの位置を特定していた)
扇田:地下街、スピードのアジトへの道がこれだ。
(扇田がスマホでGPSの示す地図を見ながら、大勢の手下を従え迷路を進んでいる)
扇田:ここですね。スピードを逃がした理由はこれです。ヨウルの足にGPSをつけておいたからです。
ムガク:さすがです、最初からスピードを逃がすつもりだったんですね。
ジャウン:ご賢明です。スピードはもう逃げられないでしょう。黒鰐会の半数以上を連れて来たんですから。
扇田:さあ、着きました。スピードのアジトです。
(古びた鉄のドアに手を掛ける)
ジャウン:他の出口はないことは確認済みです。
扇田:よかった。それでは開けましょう。七瀬がどんな顔をするか楽しみです。
(ドアが開く。驚く手下たち)
手下:な、何だ、どういうことだこれは!誰もいないじゃないか!?
(床には「wwバーカ」と書いたメモにGPSが置いてある)
手下:メモがあります!「バカ」だそうです!
(回想:先ほどの会話)
七瀬:作戦を説明する。その前にまず聞くが、スピードが今までチャイナタウンを攻撃できなかった理由は何だと思う?その答えは黒鰐会の人数だ。やつらの兵力が圧倒的だから。そこで俺は黒鰐会の兵力を削ぐ方法をずっと考えて来た。奴らさえいなければ扇田結弦とチョ・パンチョを倒せる。
白窪:で、その方法は?
七瀬:アジトだ。俺はスピードのアジトをバラそうと思う。
ボクナム:アジトをバラす!?
セバスチャン:突然何言いだすんです?
七瀬:扇田は昔から俺たちを元から潰したがっていた。だが正確な位置がわからず迷走していた。だが今回は違う。今日扇田は俺たちのアジトを突き止める。
ヨウル:…待って。
(ヨウルが踵につけられたGPSに気付く)
七瀬:そう。扇田がGPSをつけたんだ。おそらくヨウルを捕らえた時につけたんだろう、「バイクハンター」時代からGPSをつけるのが奴の手口だ。
ボクナム:それを知っててなぜ外さなかった!?
七瀬:言ったろ、扇田をアジトにおびき寄せると。GPSでアジトの場所を知れば、少なくとも一網打尽にするために、黒鰐会の兵力の半分は連れてくるだろう。だがすぐに後悔するはずだ、なぜなら。
(現在:「wwバーカ」と書かれたメモを手に取る扇田)
【その時、俺たちはアジトにいないからだ。そう、俺たちは黒鰐会の兵力が手薄になった時、そのスキを狙う】
(中華街を目指す七瀬たち)
手下:扇田様!!大変です!!中華街から連絡が来ました!スピードが襲ってきたそうです!今中華街は兵力が手薄です!スピードに敵う兵力がありません!
(雑兵を叩きのめして進む七瀬たち)
七瀬:やはり雑兵しかいねえ!このままチャイナタウンを占拠するぞ!
ぶ蛍介:急がないと!扇田が戻ってくるはずです!
迫田:だがここを占拠するには俺たちの人数が足りない!
七瀬:心配するな、助っ人がいる。
ぶ蛍介:助っ人!?
七瀬:言っただろ、考えもなくラーメンを配ってたんじゃないって。ずっと昔から頼んでいたんだ。
白窪:何をだ?
七瀬:俺が逆襲をするときには必ず来てくれるように。その時は俺を助けてくれと。仁川と隣り合う王たちに。
(助っ人たちがチャイナタウンに集まって来る)
(自撮りカメラで撮影をする女の子)
女:お兄さん、お姉さんたち、こんにちは!!!
視聴者:つけた。
視聴者:おう。
視聴者:見てるよ。
女:富川ネット配信サークル代表BJショーブです!
視聴者:ショーブちゃん。
視聴者:その髪型なに?
視聴者:カツラ?
【1世代 富川 富川の王「BJショーブ」】
(ドクロのフェイスマスクをつけたバイク集団が、スプレーを噴射しながらチャイナタウンに乱入する)
男:ヒャッハー!!!七瀬恭!!約束果たしに来たぜ!!
【1世代 護政府 護政府の王「ウン・ジュヒョク」】
(揃いのジャージで現れた男)
男:ソウルの空気も悪くねえな。
手下:兄貴。仁川はソウルじゃないです。
男:…いつ変わった?
手下:初めから違いますよ。
【1世代 大田 大田の王「ノ・ジェミン」】
七瀬:行くぞ!!!今日こそ戦争を終わらせる!!!長かった、長かった戦争!!!目標はたった二人だ!!!スピードを裏切った扇田結弦!…そして、仁川の内戦の元凶、チョ・パンチョ。
(黒鰐城塞の奥深く。刀を取り刀身を鞘から引き抜くパンチョ。それは刀傷がいくつも刻まれ「花郎」と銘が彫られた古い刀だった)
パンチョ:…花郎。現在は本座そのもの。誰であろうが来るがいい。決して渡しはしない。
【0世代 黒鰐会 総座「チョ・パンチョ」】
花郎=新羅時代の青年貴族精鋭組織