ナイター勤務を終えて丸亀を出たのが夜の9時過ぎ。

 

10時過ぎに

「今高松で飲んでるから来い」という電話をいただく。

 

普通に「今日は嫌じゃ」と言える間柄なのだが

ナイター勤務最終日だったというのと

やつとは半年ぶりの再会ということもあって

出かけてやる(笑)ことにした。

 

後輩の人と普通に出来上がっている。が

相変わらず、こいつと飲むのは心地いい。

 

 

「先輩、あの人があの団体を辞めた理由知ってます?」

 

「なんて聞いてる?」

 

「クーデター失敗だそうです。」

 

「誰が言ってる話?」

 

「団体の代表と運営側の人たち。」

 

「その組織は、人が増えてるのか?」

 

「は?」

 

「だからその人が辞めて新しく入る人が増えてるのかって。」

 

「いえ。」

 

「お前も気をつけろよ。

そういう奴は、自分をよく見せるためなら

都合よく、いないやつのことを平気で悪く言う。

あることないこと。まあほぼ、ないことないことだけどな。

ちっせえ心のやつらがやることはたいてい同じもんだから。」

 

「でもいい人たちですよ。」

 

「お前が目の前にいる間のお前には、な。

いない間のお前だって何言われてるもんだかわかんねぞ。

そう思って見てたほうがいい。

その場にいない身内を褒めて、

その場にいない他人を貶すやつは、

本人がいないところで同じことをやってる。

その団体との関わりをやめようもんなら、

裏で同じことを言われると思え。」

 

「ええ、ちょっと待ってくださいよ。」

 

「もし膿が出たんなら好転するはずだろう。

なのに人が増えない。と、いうことは、つまりだ、

膿は辞めていった人ではなく…」

 

「あ、まだ中にいる!」

 

 

酔っ払ってても相変わらず大したやつだな。

シラフの僕が「なるほど」って思ってしまったぜ。

なんで酔っ払い同士の会話に教えられてんだろう(笑)

バーボンロックじゃ追いつかんので

チェイサーをバドワイザーにしました。

 

おかげさまで二日酔いもなく、足元注意もできました。

 

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ただ、やつのせいで

手紙を最初に送ったのは

黒ヤギさんなのか白ヤギさんなのかの疑問を抱えたままの

出勤となりました。