ありがとう親父の坪倉正明です
よう寝ました
スッキリして大笑い全開します
一緒にいかがですか?
どうも すいませんでした
包丁を持ったことのない俺
弁当屋という世界に入ることに
お前に条件がある
なんや?
なんでも言ってくれ‼︎
商売したら顔が広がる
何処で誰が見てるかわからん
もし 街でケンカになっても
絶対手だすな‼︎
相手が悪くても
殴られてもや
でけるか?
殴られても?
う〜ん
わかった 約束する
よっしゃ
あと もう一つある
なんや
早よ言ってくれ‼︎
聞く前にやると約束しろ‼︎
聞く前に約束‼︎
でけへんのか?
ほんで なんじゃそれは?
お前は 今まで
家族にめちゃくちゃ
迷惑かけてきたな
めちゃくちゃしてきたな
お前は もう20歳や
20歳と言えば大人や
ケジメとして
家族に
謝って来い‼︎
はぁ〜⁉️
でけへんのか?
ほな 商売やめとけ‼︎
お前 さっき約束したな‼︎
このボケ‼︎
2秒ほど考えて
よっしゃ
今から行って来るし
時間くれ‼︎
と言うわけで 実家に帰った
ドカドカと家の中へ
おい
親父 オカン
ちょっと ここ
座れ‼︎
なんやコイツ
また とんでもないこと
言うのちゃうやろか?
そんな顔してる
イヤイヤ座った2人を前に
今まで
たいへん
迷惑かけました
どうも
すいませんでした‼︎
これから商売する
納得いくかいかんかわからんけど 黙って見といてほしい
よろしく
お願いします
と言うこっちゃ あばよ‼︎
帰ろうとする俺を
玄関まで見送りに来てくれた
「身体に気つけてな」
やかましい
やったるやんけ 見とけや‼︎
そう言って 家を出た
そして目をギラギラさせて
弁当屋へ向かった
続く