有汰が
2年生の秋
友達に誘われて
少年野球の体験に行くと言った~
野球経験者の私は
喜んで一緒に行った
有汰は
のんびりタイプで
まさかと思ったが
チームに入りたいと
言ってきた~
何でもやってみたらいいと思い入団した~
スポーツ万能な私
その息子の有汰
きっと
めちゃくちゃ上手くなると信じていた~
子供は
ほめて育てたら
必ず伸びる~
そうしてきた私
それまでは
有汰に怒ったことが
なかった~
ところが
どっこい
野球をさせると
あまりにも
鈍臭い~
え~
ウソ~
何で~
信じられなかった~
あまりの
イメージした姿との違いに
ついに
私は怒ってしまった~
声は
小さいし~
よそ見はするし~
やる気があるのか?
そんな態度に
激怒した~
泣き出す有汰
「泣くなら やめろ~」
鬼になった
父ちゃんコーチでした~
野球は
土日祝日にある
休みが合わない私は
野球のために
土日祝日が
休める仕事に転職するのでした~
そして
正式にチームの
コーチになった~
少しずつ
成長する有汰でしたが
他の子を見ると
まだまだ足りない
このままでは
試合に出られない~
そう思っていた頃に
次男の達も入団した~
それを期に
朝5時に起きて
朝練を開始した~
毎日の戦い
夜遅くまで
酒を飲んでいても
子供達のためだと
奮起した~