二十歳のケジメ | 天まで響け!とどけ!「ありがとうカレー」

天まで響け!とどけ!「ありがとうカレー」

全国の障害者に送るありがとうカレー。障害者の方達に働ける環境を作り、無農薬で畑で野菜を作り、その野菜でありがとうカレーをつくる。勇気を持って帰ってくれたら幸せです

プロ野球選手の夢を無くした私

いつ死んでもいいと
ヤケクソ人生の私

新しい夢が見つかり
希望が湧いてきた~

しんどくても

休み無くても

給料が安くても

そんなの関係無い

溜まりに溜まった
エネルギーを

弁当屋にぶつける覚悟し メラメラと
身体が熱くなってきた~

そして次の日
京都に帰って来ることになりました~

帰って来てまず

「お前は ケンカ禁止 何処で誰に見られているかわからん
どんなに相手が悪くても 殴られても
絶対に手を挙げるな
それができひんなら
今すぐ 帰れ」

覚悟を決めた私は

「わかった約束する」

「それと 20歳になったら成人や」

「今まで 親に苦労や心配かけてきたやろ?」

「20歳のケジメに
お詫びとこれからの
報告をせえ」

「はぁ~?」

「商売 辞めるか?」

「わかった 今から行ってくる 時間くれ」

すぐに
家に向かった

帰っていきなり
「親父とオカンとアニキ ちょっとココに座れ~」

って 偉そうに
みんな何事かと心配顔

「これから商売する
納得のいかへん事もあるかもしれへんけど 黙って見ておいてくれ」

「それと20歳のケジメとして 今まで
めちゃくちゃしてきて すいませんでした もう成人やし
これからの姿を見ていて下さい」

土下座をして
そう言った

「今から仕事やし帰るわ」

そう言って
席を立った私

なんと
両親が泣いている

玄関先まで
見送りに来てくれた

これでいい

これでいいんや

これから
返していけばいいんや

そう自分に言い聞かせて 弁当屋に戻った