プロ野球選手の夢を無くした私
いつ死んでもいいと
ヤケクソ人生の私
新しい夢が見つかり
希望が湧いてきた~
しんどくても
休み無くても
給料が安くても
そんなの関係無い
溜まりに溜まった
エネルギーを
弁当屋にぶつける覚悟し メラメラと
身体が熱くなってきた~
そして次の日
京都に帰って来ることになりました~
帰って来てまず
「お前は ケンカ禁止 何処で誰に見られているかわからん
どんなに相手が悪くても 殴られても
絶対に手を挙げるな
それができひんなら
今すぐ 帰れ」
覚悟を決めた私は
「わかった約束する」
「それと 20歳になったら成人や」
「今まで 親に苦労や心配かけてきたやろ?」
「20歳のケジメに
お詫びとこれからの
報告をせえ」
「はぁ~?」
「商売 辞めるか?」
「わかった 今から行ってくる 時間くれ」
すぐに
家に向かった
帰っていきなり
「親父とオカンとアニキ ちょっとココに座れ~」
って 偉そうに
みんな何事かと心配顔
「これから商売する
納得のいかへん事もあるかもしれへんけど 黙って見ておいてくれ」
「それと20歳のケジメとして 今まで
めちゃくちゃしてきて すいませんでした もう成人やし
これからの姿を見ていて下さい」
土下座をして
そう言った
「今から仕事やし帰るわ」
そう言って
席を立った私
なんと
両親が泣いている
玄関先まで
見送りに来てくれた
これでいい
これでいいんや
これから
返していけばいいんや
そう自分に言い聞かせて 弁当屋に戻った