野球してたら
右足がめちゃくちゃ
痛い~
あんまり痛いので
オカンと病院へ~
レントゲンを撮って
先生に呼ばれた
「足首が折れてるで~」
「これは 古い傷や~」
「まさか プロ野球とか行こうと思ってないやろな~?」
「というか すぐに辞めな 歩けんようになるで~」
え~~~~~~
俺の夢は~
甲子園は~
ハーレムは~
どないなるんや~
天国から地獄~
ショックで
あまりにショックで
部屋にこもって
ボーと
タバコ吸ってた~
何時間も
そして
受け入れるしかなかった
オカンに
「学校もう行かへん
野球できないなら
行く意味がない」
「え~せっかく入れたのに やめて何するの?」
「土方(土木作業員)で働くわ」
というわけで
高校生活1学期
ヤケクソ人生の始まりです~
ヤケクソ人生
まずは
土方の面接へ~
親方16歳の私に
「お前 タバコ吸うのか?」
「はい 吸います」
「そうか ほな吸ったらええで~」
タバコ吸って面接~
「時間 給料 休み
これだけや~と話を聞いて」
めっちゃ
リッチになれるやん
働くのもええな~
次の日から
出勤することに~
体力に自信があった私は どんどん仕事を覚えて
先輩にも可愛がられた
筋肉もモリモリに~
お金はあるし
筋肉もある
元々自惚れた奴が
更に自惚れていった
毎日晩酌を始めた
そして親父が
「飲みに行こか?」
近くの一杯飲み屋へ
何処に行っても
可愛がられた~
しかし
夢を無くした私は
相変わらずケンカ
パチンコや競馬
ギャンブルを覚え
焼肉食べて
祇園で飲んで
楽しいけど
夢がないから
充実感がないし
そのうち
深夜3時頃まで
毎晩 酒を飲んだ
朝が
起きれず
仕事に行けない
ず~と
悶々としたまま
頭が
おかしくなりそうで
暴走族へ行った
一緒に走って
暴走したけど
全然面白くないし~
家に居ても面白くないし
ついに16歳で一人暮らしを始める事に~
16歳から一人暮らし
すぐに不動産屋へ
ワンルームマンションを見つけて契約
すぐに引っ越したら
人が
来るわ~来る来る
遊んだことのない奴
タバコを吸うだけに
来る奴
徹夜で麻雀する奴
喋ったことない
女の子まで来た~
深夜まで
遊んで昼まで寝て
誰も何も言われることないので
気の向くまま~
気楽でいいけど~
やっぱり充実感ないし 面白くない
廊下で
スケボーしたり
深夜まで
大騒ぎして
大家と
大喧嘩して
追い出されることに
家に帰りたくないし
そんな時
島根県で住み込みの仕事があると聞き
すぐに行くと決めた