厚労省、小林製薬へ30日に立ち入り検査 「紅麹」問題で

小林製薬「紅麹」問題

 

武見敬三厚生労働相は29日、小林製薬が製造した「紅麹(こうじ)」原料を含む機能性表示食品による健康被害を受け、厚労省が30日に同社工場へ立ち入り検査すると明らかにした。「国民や事業者の不安を払拭するため原因究明に取り組む」と述べた。

首相官邸で開いた紅麹製品の関係閣僚会議に出席した後で、記者団の質問に答えた。検査は大阪市と協力すると説明した。有毒な物質を含む製品の特定や、健康被害の症状の把握にも注力する考えを示した。

林芳正官房長官は閣僚会議で、消費者庁に「事案を受けた機能性表示食品制度の今後のあり方などに関して、5月末をめどに取りまとめてほしい」と指示した。

厚労省には食品による健康被害などに関する情報収集体制の見直しと国の関与についてまとめるよう要請した。

 

紅麹の件を発表した医師 阿部雅紀教授 2020年15,152,024円 2019年23,103,098円 2018年18,663,474円 2017年18,409,465円 2016年16,301,154円