♦「加計学園が石破4条件に合致するのか?」
石破4要件とは、国家戦略特区制度で獣医学部をつくるときに満たすべき条件で、
2015年6月30日に閣議決定された「日本再興戦略」に書かれている。具体的には次の4点だ。
- 現在の提案主体による既存の獣医師養成ではない構想が具体化すること。
- 獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らかになること。
- 既存の大学・学部では対応が困難なこと。
- 留意事項として近年の獣医師の需要の動向も考慮して全国的見地から検討がされること。
逢坂誠二議員
立憲民主党の逢坂誠二でございます。
それでは今日はよろしくお願いいたします。
早速質問に入りたいと思います大臣宜しくお願いいたします。
まず、大臣前提条件を確認させていただきたいんですが、
今回の加計学園の大学の設置申請ですが
特区の申請がなければ設置申請がなかったもの、
特区の認定が前提になって設置申請が行われた
そういう理解でよろしいでしょうか?
林文部科学大臣
先ほどのご質疑でもプロセスにお話がありましたが、
これは告示でもって、新設の学部の抑制をしております。
それの、告示に関するある意味、規制緩和と申しますか
例外が認められるので、特区が位置づけられているので特区が認められておりますので
そういう意味では委員がおっしゃったように特区として認められた
その結果申請がなされたとこういう風に理解しております。
逢坂誠二議員
それからもう一点大臣に前提を確認したいんですけれども、
今回の加計学園も問題に対して、
総理や官邸が何らかの肩入れをしたのではないか?
関与したのではないかと言われている訳ですが、
総理や官邸が加計学園の問題に肩入れをする関与をするという事については
適切なことだと思っておられるでしょうか?
それとも不適切だと理解しているでしょうか?
林文部科学大臣
プロセスにつきましては先ほどお答えした通りでございますが、
加計学園と総理の関わりについては、
総理が国会でご答弁されているとおりであると
こういう風に承知をしておりますし、
また、松野前文科大臣から 総理、私から
松野前大臣の事ですが、指示があったことがないという事で
獣医学部の設置に関して総理から、文科省に対して指示はなかったと
いう風に承知をしております。
そういう事があったとすれば、それは適切ではないと認識しております。
逢坂誠二議員
最後にご答弁ありましたけれど、そういう事があったとすれば適切ではないと
いう風な認識だと理解いたしました。
そこで今度、長坂政務官にお伺いしたいんですが
これまで内閣府の皆さんと事務方とずいぶんやらせていただいたんですけれども、
どうも事務方の答弁では判然としないものですから、
今日は政治家としての答弁をお聞きしたいという事で
お越しいただきました。
昨年の6月の所謂「石破4条件」これは閣議決定されたわけでありますけれども、
これは、閣議決定というのは今も有効だという認識でよろしいでしょうか?
長坂内閣府大臣政務官
お答えいたします。そのように考えております。
逢坂誠二議員
もう一点、前提条件を確認させてください。
今回の加計学園の特区認定の前提ですね、
前提になるのは「石破4条件のクリア」
「石破4条件のクリア」がなえければ、特区認定、この前提が成り立っていないと
いう事でよろしいですか?
長坂内閣府大臣政務官
そのように考えております。
逢坂誠二議員
はいわかりました。
そこでなんですが、私がこの間事務方からいろいろ話を聞いているんですが、
「石破4条件のクリア」がされたとは全く思えないんですよ。
何処でどの時点でクリアされたのか?
今日この時点で明確にしていただきたいと思います。
これは非常に重要で、すべての条件がここにある訳で、
「石破4条件のクリア」がされているという事を
政治家としてしっかり長坂政務官にはしっかり説明していただきたいと思います。
まず、伺います。石破4条件の一つ
1.現在の提案主体による既存の獣医師要請ではない構想が具体化し
現在の提案主体とはいったい誰なんでしょうか?
何処の事を指しているんでしょうか?
長坂内閣府大臣政務官
現在の提案主体というのは
獣医学分の新設を制度上可能とする際に、
現に提案している主体のものをさすものでございます。
従いまして、新潟県、京都府 今治市 いずれも現在の提案主体に
含まれるものであり、いずれを排除するものではございません。
逢坂誠二議員
長坂政務官本当にそれでいいですか?
現在の提案主体、
現在って言ってるのは平成27年6月30日です。
その時点で京都産業大学は提案をしておりません。
それでも京都産業大学は入るっていう事ですか?
長坂内閣府大臣政務官
京都は28年3月という風に伺っておりますが。
逢坂誠二議員
今の答弁の意味がちょっとよく分かりません。
整理してください。
(ダメだよ、時計止めないと、時計止めて、、委員長ちょっと止めて、、)
長坂内閣府大臣政務官
先生ご指摘の通り、平成27年6月30日は今治市と新潟です。
逢坂誠二議員
それでは再確認ですけれども「石破4条件」のい番目の
現在の提案主体による構想が具体化しっていうのは、
「新潟と今治の構想が具体化する」こういう事でよろしいですね。
(速記止めろ、、ダメだよ、、、委員長、じゃ、、止めてください中断)
長坂内閣府大臣政務官
現在の提案主体による既存の獣医師要請ではない構想が具体化すること
ラウフサイエンスなどの新たな分野における需要が明らかになり、且つ既存の大学では
対応が困難な場合には、近年の獣医師の需要の動向に考慮しつつ全国的見地から
本年度内に検討を行うという事は27年6月30日でございます。
(用意したペーパーの丸まる読み上げ、、答弁して、、答弁答えてない)
逢坂誠二議員
私が聞いたのはそういう事ではありません。
現在の提案者なのは今治と新潟の二つなんだ。
であるなら、「石破4条件」の1番目の構想が具現化するっていうのは
新潟と今治 この構想が具現化することが まず一番目ですね
っていう質問してるんです。
(時計止めて整理してから話して、止めてくださいよ。、、、、委員長:じゃー止めてください)
長坂内閣府大臣政務官
現在というのは27年6月30日を指すものではなく、
現在、過去未来での上の現在でありますから
ご理解いただきたいと思います。
(へ~~ 凄い、、)
逢坂誠二議員
全く意味が分かりません。6月30日で、現在という閣議決定をしている。
然し現在というのは6月30日という時点を指すものではない。
現在過去未来の中での現在だって、どういう意味なんですか?これ。
(もういちどちちょっと時間止めてください)
長坂内閣府大臣政務官
私の捉え方が不明確だっと思いますが、現在というのは、
過去に出したもので、取りやめてしまったものは入りませんし、
これから未来に向けて、出てくるものを前提にした現在という事であります。
(え~~そういう事じゃないよ、、)
逢坂誠二議員
これ6月30日の閣議決定なんです。
6月30日の提案主体が 現在の閣議決定によると書いてあったら
普通日本語を解釈する者は現在の提案主体だから
現在提案されているものだと読むのは通例だと思います。
もしこれに将来も含むという事であれば、
現在および将来とか、これからとかそういう言葉がなければおかしいんじゃないですか?
何もこの点を問題にしたい訳じゃないんですよ。
議論の出発点がどこが対象になっているのか確認してるだけなんです。
(難しい質問じゃないでしょう、、、委員長:ちょっと止めてください)
長坂内閣府大臣政務官
恐れ入りますこちらの 理解は、判断する時点での現在という事であります。
逢坂誠二議員
分かりました。というのは納得したのではなくて、判断した時点での現在だと。
そういう解釈だという事なんですね。そちらの言い分は。
それじゃ、具体的な質問に入りましょう。
この既存の獣医師要請ではない構想が具体化した。
この4条件のうちの これがクリアしたのはいつですか?
どの構想によってクリアされたんですか?
しかもそれはどの会議の場で、それが確認されたんですか?
(ちょっとお願いしますよ)
長坂内閣府大臣政務官
内閣府による確認は昨年11月の諮問会議とりまとめにあたりまして、
今治市や京都府からの提案 国家ワーキンググループ等における
民間有識者や、関係省庁からの発言、製薬業界等からの要望書、
獣医師数等統計資料をもとに段階的に行ってまいりました。
諮問会議の取りまとめが4項目に合致することは
最終的にはとりまとめの文案の事務的な調整に際し
関係府町において確認をされております。
阿蘇のうち11月9日の特区諮問会議で文科、農水 両御出席の会議をもとに
文案通り、原案通り、了承されたものと考えております。
(ペーパーの読み上げを行う)
(今の答弁酷いよ、、質問にちゃんと答えさせてくださいよ。止めてくださいよ、、委員長:一応止めてください)
逢坂誠二議員
一番目のクリアしたのはいつですかと聞いてるんです。
止めてくださいよ。
長坂内閣府大臣政務官
既存の獣医師要請ではない構想が具体化であることも含め4項目
について問題がないことは、内閣府としては、
山本前大臣が確認し文科農水大臣にもこれに異論を唱えることなく
昨年11月9日の諮問会議で両大臣のご出席を頂いて
本件の制度化を決定いたしました。
逢坂誠二議員
大臣が確認をした。だから、私が聞いているのは、
具体的にどういう事実を確認したのかって聞いているんですよ。
ただ、大臣が確認したでは、確認した根拠が分からないんです。
こういう構想の提案があったこれが具体化された元なんだ根拠なんだ
それ言ってもらわなかったら分かんないですよ。
長坂内閣府大臣政務官
今治市の平成27年6月の提案書ではライフサイエンス分野、
例えば、医療創薬医療機器における連携研究や食品貿易の安全確保の為の人材育成
更に越境感染症の貿易の為の人材養成に従来にない教員規模で臨むモノとしておりました。
また京都府の平成28年10月の提案書では、既存の獣医学部にないライフサイエンス
に精通した獣医師の排出を期待した創薬分野における病理学実験動物学
薬理学等のさらなる充実を図ることといたしております。
逢坂誠二議員
あの、長坂政務官ね、今、今治と愛媛の構想の事について話をされましたが、
それが提出されたのは6月5日なんですよ。閣議決定は6月30日なんですよ。
だから、要するにこれ、事務方にも確認してるんですよ。
6月30日の時点では構想が具現化したものがあるのかないのかっていう
話をしたらそれは無いであるかのような発言なんですよ。
だからこその閣議決定なんですよ。
6月5日提案されていて具体化していたらこんな閣議決定する必要ないんです。
構想は具現化してるわけですから、
5日提案されてそれが十分ではないという認識だから
6月30日に閣議決定したんじゃないですか?
構想が具現化しっていうのは。
長坂内閣府大臣政務官
ただいま申し上げましたのは 、制度化が決定した時の事を申し上げている。
逢坂誠二議員
ならばどの構想が具現化したというのを判断したんですかと聞いているんです。
私は京都府の提案というのは
石破4条件も念頭に置いた非常に丁寧な提案だなというふうに
私は読ませていただきました。
所が6月30日の今治の提案というのは、
失礼6月5日の今治の提案というのは
必ずしも具体性に及んでいるものではない
だから、その意味で言うとまさか、よもやこのままを
構想が具体化したと判断しているのかどうか、
その点いかがですか?
長坂内閣府大臣政務官
一つにはですね。ヒアリングを通じて、色々確認をしておりますし、
先生もご承知だと思いますが構造改革特区の時からの積み重ねが
ございますので、総合的に判断したという事でございます。
逢坂誠二議員
この、6月5日のですね、今治、愛媛の提案以降です。
この、公に開かれた場で、構想の中味についてきちんと聞いている場面はございますか?
長坂内閣府大臣政務官
6月5日の
そのワーキンググループ会議でしっかりと
お話は聞いているという事でございます。
逢坂誠二議員
だから、私は言ってるんですよ。
6月5日の構想が具体化しているんだったら逆に
なんで6月30日に特区を認める要件の一つに構想が具現化するっていう事を
入れるんですか?って。
すでに構想が具現化してるんだったら
そんなもの入れる必要ないじゃない。
6月30日の時点では構想が具現化していない
そういう判断じゃないんですか?
(そうだ!、、)
長坂内閣府大臣政務官
ワーキンググループのお話とそれと4条件の事は
並行して進んでいる訳でございましてそれを訳にしている訳ではございません。
続く ☛逢坂誠二(書き起こし):11月15日衆議院文科委員会②
ーー文字起こし ヒカルです。--
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