参院文教科学委員会・内閣委員会連合審査会 蓮舫議員質疑 2017年7月10日

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参院: 蓮舫議員質疑文字起こし 2017年7月10日②

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蓮舫参院議員13:20

菅官房長官、

寧に説明をするという姿勢に

私たちは期待申し上げたいと思います。

まだ探せるかもしれない。

探せば出てくるかもしれません。

再々調査を指示してはいかがでしょうか?

 

菅官房長官

文科省については

文科大臣の責任の下で調査をいただおります。

ですから、文科大臣に委ねたいと思います。

 

蓮舫参院議員13:52

二度手間、三度手間になるんですけどね。

じゃ~松野大臣、再々調査されますか?

(笑いをこらえてます。)

 

松野文科大臣

前回のですね、

追加調査で十分に

合理的な範囲における調査がなされたと考えております。

 

蓮舫参院議員

しないということと受け止めました。

極めて疑惑解明に向けて

前向きな姿勢ではないということが

非常に残念です

むしろ隠したいこと何かあるのでは

と疑われてしまうので非常に残念な答弁です。

菅官房長官も、これまで会見等、

あるいは国会答弁を見ても、

前川参考人と言っている事が

ずいぶん食い違っている事があるんですが、

人事情報という、

非常にセンシティブな問題、確認させてください。

「菅長官は前川参考人が地位に恋々としがみついていた」

こう発言しておられたんですが、

しがみ付いておられたんでしょうか?

菅官房長官

私はそう思って申し上げました。

蓮舫参院議員

前川参考人にお伺いします。

菅長官がおっしゃったようなことがあったのか?

3月末まで次官を続けたいと申し出た

と菅長官長官は会見で明言しています。

前川参考人から

そのような申し出は行いましたか?

 

前川参考人

そのような事実はございません

(会場ざわつく~~)

蓮舫参院議員

菅長官、言っていることが食い違っています。

 

菅官房長官

私は事実に基づいて発言をしています。

それは国会でも以前説明致ましたけれども、

私が承知している事実でありますけれども

昨年の12月ごろに

杉田(和博)副長官の求めに応じて説明にきた際、

これはあの、天下り問題が大きな問題になっているときです。

その際にご自身は進退についての意向を

示さなかったということでした。

 

そして1月上旬に文科の事務方から

前川氏の定年延長について官邸に話があったそうです。

定年延長は、事務次官は、通常定年の方は

3月いっぱいまででありますけれども、

国会終了までやっていただくというのが通例であります。

その1月上旬にそうした手続きについて

文科省の事務方からあったという事です。

 

で、 杉田副長官はその都度、私に報告をしております。

そして杉田副長官からは私に対して、

前川氏は今回の責任を取って辞めるべきであるし、

定年延長は難しい

こう回答したという事を

私、1月上旬に報告を受けてます。

 

で、 その後、副長官が前川氏本人にたいして

こうした問題に関する処分について、

天下りの処分ですけれども、

それについてまずは事務方のトップが

責任を取ることを前提に議論しなければいけないと、

このように話したところ、

前川氏からせめて定年期限の3月まで

次官を続けさせてほしいという話があった

という報告を1月の時点に受けています。

 

で、副長官からはそれは無理だろうと回答し、

あわせて私にも報告があり、

私は当然自らお辞めるべきだろうと、

そのときに申し上げました。

ですからあのような

私の発言につながったという事であります。

蓮舫参院議員

前川参考人にお聞きします。

杉田副長官を通じて、

前川参考人は

3月末まで事務次官を続けさせて欲しいと言ったと。

その報告が官房長官に上がってます。

誰が間違ったことを言ってますか?

 

前川参考人

どこでどこが間違っているのか?

私は分かりませんが、

今官房長官がおっしゃった経緯は

全く事実に反します。

(えぇ~!おう~~あぁ~ざわつく)

蓮舫参院議員

菅官房長官にお伺いします。

官房長官、本当のことをおっしゃってますか?

(あハハハハハ~~)

 

菅官房長官

私は前の時国会で申し上げた時もそうですけども、

事前に杉田副長官にも確認した上で発言を致しております。

いずれにしろ私に1月の上旬の時点で、

そのことあるたびに、

私にふ、副長官から報告がありました。

ですから私は

恋々とという言葉を使わせていただいたという事であります。

 

蓮舫参院議員

一応、平等に確認します。

前川参考人、

本当の事おっしゃってますか?

 

前川参考人

この件で杉田副長官には何度か足を運んでおります。

12月の終わりごろ、杉田副長官から呼び出しを受けて、

夜間うかがったことがございます

このときは、文科省の再就職規制違反の問題につきまして

文部科学省から

再就職等監視委員会に提出するメールを

どうするかという問題について

ご下問があったのであります。

 

その際、文科省は

他府省に関わるものも含めて提出するしかないと

考えておったわけでございますが、

他府省に関わるものは出すなと

(お~~、、)

杉田副長官から指示があったわけであります。

 

 このようにその当時、まだ調査が進行中でございます。

どういう資料を出すかどうかということについての

御相談があったわけでありまして、

その際に私が責任をどうするか

どうとるか?ということを

申し上げる段階ではなかった訳であります。

また、一月の段階ではですね、

私は1月4日の時点で

私の心の中では引責辞任を決意しておりました。

親しい文科省幹部にもそのことは伝えてございます。

また、翌日の1月5日には大臣に

その旨大臣に申し出まして、

私の方から責任を取って辞めたいと申し上げたところ、

まず内閣官房にいって杉田さんと相談してこいと。

そういう話でございました。

私は杉田さんの所に伺いまして、

自ら責任取って辞めたいとそういう事を

申し上げたしだいでございます。

その時点では文科省の中の処分をどうするか?

ということは決まっておりませんでしたけれども、

私も甘んじて処分を受ける

という決意をしておった訳でございます。

以上が私が知っている限りの経緯でございまして、

その中で、

私自身から定年を延長してほしいとか、

3月までせめて在任したいとか、

そのようなことを申し上げたことは一切ございません。

蓮舫参院議員

関係者が10人、100人いるというなら分かりますが、

今話した中で

たった3人しか登場人物がいません。

前川参考人それと杉田官房副長官、菅官房長官だけです。

なのに全く言っていることが真逆ですから、

これ委員長、お願いなんですが、

杉田副長官、

今日お越し頂けなかった

国家戦略特区の当時の審議官だった藤原審議官、

当時の審議官

いつも名前が出てきていますが答弁者としておこし頂けない、

和泉(洋人)首相補佐官の証人喚問求めます。

 

赤池誠章文教科学委員長

ただ今の申し出につきまして、

後刻、理事会で協議いたします。

 

蓮舫参院議員

私あのう、人事の情報を漏らすという事は

菅官房長官、

大臣規範に違反しているということは認識されていますか?

 

菅官房長官

まずですね、あの、報道の中で前川事務次官が

ご自身が辞めた経緯について発言をされていたんです。

こうした内容について

私が承知している事実と異なってました。

今申し上げた通りであります。

記者会見等において、お答えしたものであって、

大臣規範や守秘義務違反という指摘はあたらない。

 

蓮舫参院議員

一方で驚きの人事が発表されたんですけれども、

国会で森友(学園)関係の疑惑を隠して答弁しなかった

佐川(宣寿)理財局長が、なんと国税庁長官になられると

これ、何故ですか?

(あ~~ )

菅官房長官

まず人物の評価としては、評価については、

その人の能力と業績を組織の中で

総合的に勘案した上で、

すべての人事はその評価に基づいて

それぞれのポストに

最もふさわしい人材を適材適所で

配置しておるところであります。

各府省の幹部人事はこうした考え方に基づいて、

各大臣がこれが、人事案を策定し、

総理および私が協議を経た上で、

各大臣が任命するこのようになっております。

国税庁長官の人事についても、

このような考え方に基づいて

任命権者である財務大臣が人事案をこれを策定し、

任命協議を経た上で任命されたものであります。

 

ちなみに、佐川氏に限って申し上げれば

国税庁の次長、

大阪国税局長等でなどの徴税分野での経験、

さらに主税局審議官等の税制の企画立案の経験をはじめ

国税の分野で豊富な行政経験を有しており、

法令に従い国税の徴収を厳正に行う組織である

長官として適任であると考えたところであります。

 

蓮舫参院議員

安倍総理や安倍内閣にとって

答えないことが結果として内閣を守っている姿勢、

その論功行賞として

佐川さんが国税庁長官に栄転をされる。

一方で自分たちを非難した人、

個人攻撃をされているのが前川参考人です。

私この政府の姿勢はものすごく心配しています。

国家公務員制度改革、幹部人事の一元管理は

政治主導で内閣や

総理大臣を補佐する力を強化するために取り入れたのに

今や忖度する人だけが栄転する仕組みになっている。

非常に心配しています。

もう一つ言えば、

総理は7月1日の

秋葉原での都議選の応援の中で

『私たちは、

こんな人たち負けるわけにはいかない』と

国民を分断しました。つまり、

自分たちを支持する人は味方、自分たちを非難する人は敵。

これ国民に対しても

あるいは国家公務員制度改革に対しても、

こういう姿勢を改めて頂かないと

とても国民を見ているとは思えないし、

丁寧な姿勢だとは思えません。

今日時間が25分しかありませんでした。

あまりにも、短すぎます。

集中審議、並びに

われわれが憲法に基づいて要求している

臨時国会の開催を強く求めて

質問を終わりたいと思います。

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関係者名 加計孝太郎理事長 安倍昭恵夫人 

日付 2017年7月10日

委員会名 参議院 予算委員会 閉会中審査 

議題 ≪加計問題»

質疑者名 蓮舫議員(民進党)

答弁者名 

萩生田内閣福官房長官

菅義偉官房長官

前川参考人(前川喜平文科省事務次官) 

菅義偉官房長官