自律神経を整える〘心ケアカウンセリングルーム〙では、

心身の不調や、ストレスを抱えた方たちの心の癒やしと体調改善を目的に、

対話をするための電話相談窓口を年中無休で開いています。

 

 

こんにちは、花崎です。

もうご存知の方も多いかもしれませんが、

人間や他の生き物は「概日(がいじつ)リズム」というものに調整されて、その影響を受け体内の機能も調整され動いています。

 

 

概日リズムとは、体内時計による1日周期の体内リズムのことで。

人間の概日リズム周期は、実際は1日24時間~25時間とまばらなんですが(ぴったり24時間ではない)、どんどん後ろにズレていってしまわないよう、24時間とのズレ時間は調整されていくのです。

 

 

1日は25時間と考えてみてください。

朝起きて夜眠る、その時間がズレていかないでいるのは、そのズレが自動調整されているからなんです。

朝の起床が一定であるなど規則正しい生活があると、上手に調整されていく特徴があります。

 

 

夏休み。週末などの休日。

いつものように早起きしなくていいからと目覚ましを使わず起床時間が遅くなる、日によりバラバラの時間になる。

夜ふかしをして午後まで寝たり、徹夜したり、睡眠に入る時間が日付けを越えたり明け方になったり。

逆に昼間なのに動かず、1日中布団の上で寝転びスマホを見たり。

そういうのが、この概日リズムの崩れるきっかけになります。

 

 

概日リズムは自律神経系などとも影響し合うので、身体の調子が悪くなることもあります。

少々のズレならば、だるい、日中ボーッとする、時差ボケのような状態、といった一時的なものでおさまることも多いですが、あまりに生活リズムが乱れてくると、概日リズムも自律神経系も大きく乱れてしまうことがあります。

 

 

結果、夏休みにダルさが強くなって、動くのが面倒になったり、軽い鬱っぽさが出ることも思春期にはあり得ます。

そういう知識をもって、あまりに夜更かししたり、起床時間を大きくずらしたりといったことの連続は避けたいものです。

休日も規則正しく過ごし生活リズムを崩さない!

これが健康の秘訣です!

 

 

夏休み明け、心配なことは、メンタルの不調です。

夏休み前の学校の苦手さ、対人関係のこじれなどを心に引きずっていると、

夏休みという長い間に、一人で悩み続けることによってストレスを増幅させてしまって、ネガティブな思考でいっぱいになってしまって、夏休み明けがとてつもなく嫌なものに思えたり、学校が始まる&行くことを拒絶したくなったり、そんなことはできないからと違う自暴自棄的な考えがエスカレートしてしまうことがあります。

 

 

一人で悶々と悩み続けることが、悪い想像をかき立て、結果心を追い込むことになるのです。

そんな様子のお子さんがもし「学校ヤだな~」などと軽く呟いたときには、「もしかしたら相当嫌なのかも」と、まずはそういうケースもあることを想像してみてほしいと思います。

そうしたら、聴き方が変わってきます。相槌も。

 

 

 

 

ただの呟きの可能性だってあるのですから大ごとにすることはしないで(呟いて小さなストレスを手放していくことは上手なストレスケアですニコニコ)、周囲の人は平静を装いながらも、ちょっとそういう想像だけはしておいてください。

万が一ものすごく悩んでいたときに発したSOSの言葉だったときの、相手を傷つけない対応へと繋がっていきますから。

 

 

概日リズムが崩れることによって、メンタルも落ちてしまうということがあるということ…知っておいてください。

子どもであっても、一人の人間として扱う(尊重して関わる)ことは大切なことなので、自分のとる行動を自由に決める権利はお子さんにあります。

だから思春期のお子さんの寝る時間にまで口出しをするのは良くないですが、「人間って、一日夜更かししただけで何日も睡眠のリズムが崩れて、戻るまでに時間がかかっちゃうんだって」くらいの情報は家庭内で小出しに呟いてみてはいかがでしょうか。

 

 

思春期のお子さんだけでなく、大人の皆さんも概日リズムを知り、ぜひ不規則な生活を送らないように心がけてみてくださいねイエローハーツ

 

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