思春期に、脳の迷走神経反射の症状が出やすい子もいるし、
ストレスを感じやすい、反応しやすい、体調を崩しやすい子たちもいます。
じつは、アクティブなタイプ、運動部でがんばっている子たちの中にも、
急に体調が悪くなってきて、身体が思うように動かなくなる子がいます。
この梅雨と暑さの重なった時期を、上手に乗り越えてほしい
自律神経の乱れを整える〘心ケアカウンセリングルーム〙
こんにちは、花崎です!
昨日は静岡市、国内一の暑さだったらしく、熱気が尋常ではありませんでした。
以前娘が体調を崩したときに、東京の勉強会で専門家から学んだことに、本で読み知った情報を加えてお伝えします。
思春期、自分の身体が思うように動かなくなり、困ってしまう子たちがいます。
理由がわからず、不調が続いて。
じつは、自律神経系、脳神経系、そういったものが関連して、身体のシステムに異変が起きたような、そんな状態だったりの子もいます。
親は不登校など、問題が起きてからアタフタするのですが、
子ども側も、自分で体調がおかしいなと思っていてもどうすることもできずにいて、
親子で対応が遅れてしまうことがあるのです。
我が家の次女も、高校生でめまい、自律神経系の体調不良などが出て心配しました。
次女は体育会系で、激しい部活を楽しんでいる子でした。
だけどこの異常気象が続くなか、ハードで長時間の部活動を、窓も開けない体育館でやり続けていたのです。
そう、風が運動に影響するということで、あまり窓を開けられなかったんです。
でも普通に考えて、エアコンをかけないと熱中症になるよ、と言われている気温のときに、風も流れないような体育館で、3時間以上めちゃハードに動く運動をし続けるんです。
汗をかく、汗が蒸発しにくく熱気がこもる、塩分補給もしない、水分補給だって足りない。
その頃からでしょうか、疲れた様子が見えてきました。
気持ちは前向きなのに、元気のない表情をして。
自分が疲れても、喉がかわいても、自由に休んだり水を飲んだりできないのが学生たちです。
学校のルール、部活内のルール、教師のルール、先輩との間柄、そういったものに従って行動しなくてはならないので、個人差というものが失われがちです。
今ものすごく水を飲みたい、今フラフラする、今ありえないほどに調子が悪くなってきた、そんな苦しいときでさえ、休憩時間までは水が飲めない、少し休ませてほしいとは言い出せない、といった状況が運動部では常だったりします。
水筒の中身はお茶か水、など、様々なルールもあるかと思いますし、あまり飲むと水筒の中身が無くなってしまうから…というセーブも起きます。
学校で摂取した昼食の栄養だけで、カロリー不足のまま遅い時間まで運動する。
休憩の少ない部活動中に、身体がついてこないことがある。
学生は夜の就寝も遅くなりがち。とにかく日々の勉強、部活、友人関係でどの子も(たとえ楽しくても)疲れています。
隠れ疲労が溜まっているのです!
運動部の子はとくに注意。
無理をしたときに、体内の温度が上昇しすぎて、血液の温度もあがり、脳の温度が高温になることで、体温調節機能がうまくきかなくなったり、自律神経系が影響されて体温コントロールだけでなく、他にも異常をきたす症状が出てきたりすることがあります。
だから水分補給や、身体の深部まで高温になってしまうような状況を避けるように気をつけていただきたいものです。
それから、ポカリスエットのようなものをがぶ飲みするのも、じつは良い面と、良くない面もあわせ持っていると聞いたことがあります。
とにかく熱中症になるのを防ぐこと!!
大切です!
まずは身体を異常なほどに熱くしてしまわないこと、体調が悪いときには周囲の人に遠慮せず、自分の身を守るために「体調が悪い」と訴えること、HSCのような周囲との調和を尊重するタイプの子こそ、そういうことを和を乱すことのように捉えて「言えない」と考える子たちが多いのですが、熱中症で倒れたり重篤な状態になったら、それこそ周囲の人たちも責任問題です。
誰も、誰かを傷つけてまでやりたかったわけではないと、そのことに後で気づいたりすることのないように、「自分軸」の考え方にシフトできるよう、
まずは人の指導に従って自分に無理をしすぎないようにすること、健康を管理するのは自分の役目であり自分にしかできないことであると自覚すること、体調のおかしさを感じたら早めに体調不良を訴えて木陰で休ませてもらうなど休息をとること、極限まで我慢しないようにすることなどを意識してみてくださいね。
そうしてもいいんだってことも覚えておいてほしいです
レストランサオリさん! 前菜とスープが好き!