ダウ平均は小幅反発。パウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演を前に米雇用者数の年次改定値とFOMC議事録が公表されました。

 米労働統計局(BLS)が3月までの1年間の米雇用者数の基準改定値(速報)を公表。エコノミストからは、今回は大幅な下方修正になるとの指摘も出ており、市場も注目していたが、81万8000人の下方修正となりました。下方修正幅は2009年以来の大きさでした。



 午後に前回分のFOMC議事録が公表され、圧倒的多数が9月利下げが適切になりそうだと認識していたことが明らかになりました。また、一部からは7月利下げの論拠も示されました。

 どちらも市場の9月利下げ観測を追認する内容でしたが、9月利下げについてはすでに完全に織り込まれており、市場の関心はその後の利下げペースに移っています。

 今後の動向を占う意味でもジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演で方向性を確認したい模様です。

 今週も小売り企業の決算が相次いでおり、百貨店のメーシーズは冴えなかったものの、ターゲット やTJXは決算を受けて上昇となりました。


 ダウ平均   40890.49(+55.52 +0.14%)
S&P500    5620.85(+23.73 +0.42%)
ナスダック   17918.99(+102.05 +0.57%)
CME日経平均先物 38005(大証終比:+35 +0.09%)

 日経平均は反発スタートも弱い流れが続きそうです。より円高が進めば株価も下落となりそうです。