ダウ平均株価の終値は前日比533・06ドル安の4万665・02ドルとなり、7営業日ぶりに値下がりしました。

 雇用や製造業関連指標が予想を上回り早期利下げ期待の後退で売り優勢となりました。

 連日高値を更新していたダウは利益確定売りに加え、企業決算への警戒感がさらなる売りに拍車をかけ、終盤にかけて下落幅を拡大しました。

 ハイテクセクターも引き続き売られ、ナスダックも続落となりました。セクター別ではエネルギーなどが上昇した一方、銀行などが下落しました。

 個別では、メタが値を上げました。サングラスブランド「レイバン」を展開するフランスのエシロールルックスオティカとスマートグラスを共同開発する計画が報じられ、上昇となりました。

 半導体メーカーのブロードコムは、人工知能開発の非営利企業のオープンAIが新AIチップ開発において、同社と協議しているとの報道が好感され値を上げました。

 製薬会社のイーライリリーは肥満治療薬を巡る競争激化を警戒した売りが出たようで、値を下げました。


◉為替

 ドル円は円安に。7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が13.9と予想の2.9を大幅に上回ると、米金利の上昇とともにドル買いが先行となりました。6月米景気先行指標総合指数が前月比0.2%低下と予想の0.3%低下より強い内容となったことも相場の支援材料となりました。日米の金利差が変わらない状況、トランプ発言などで円高に向かっただけですので、元に戻りそうです。


◉コロナ

 都内のコロナ患者報告数は5月に増え始め、7月以降勢いを増しています。現在主流の変異株「KP.3」はこれまでの免疫を回避し、感染力が強いとされています。

 KP.3は高熱とのどの痛みが特徴で、特に高齢者は暑い日が続き、体力や免疫力が低下しやすく、食欲不振や脱水で重症化に繋がるおそれもあるとのことです。


 毎日暑いですので、熱中症にも気をつけて良い1日を!