先週末のダウ平均は前日比57.94ドル安の38589.16ドル、ナスダックは21.32ポイント高の17688.88で取引を終了しました。
大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値比380円安の38460円で取引を終えています。
14日の寄付きで算出された6月限先物・オプション特別清算指数(SQ値)は38535.35円(速報値)となり、この日の日経平均安値は38554.75円と一度もSQ値を下回らなかったことから幻のSQ値となりました。
日経平均は、38700円水準の25日移動平均線と39000円水準の75日移動平均線を中心とした価格帯での小動きが継続しています。
週間ベースでの上下のレンジは781円。週末はSQ値算出に絡んだ売買が入ったことでプライム市場の売買代金は5兆円台まで膨みましたが、7日から13日まで5営業日連続で4兆円割れが続いています。
ナスダックやS&P500が連日で史上最高値を更新する一方、海外投資家が様子見姿勢を強めているため日経平均の方向感は乏しいままです。
中小型株の一角には、個人投資家とみられる投資資金が流入し、大型株が名を連ねる東証全体の売買代金ランキングに中小型株が顔を出すケースが増えています。大型株が動かないのであれば、中小型株を手掛けるという相場になっている様です。
今週は、目立った売買材料が予定されていないことから中小型株物色の強い相場展開は続きそうです。
スケジュール
6月17日
コア機械受注(4月)
中・新築住宅価格(5月)、中古住宅価格(5月)、鉱工業生産(5月)、小売売上高(5月)、不動産投資(5月)
米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(6月)、フィラデルフィア連銀総裁が講演など
6月18日
豪・中央銀行)政策金利発表
独・ZEW期待指数(6月)
米・小売売上高(5月)、リッチモンド連銀総裁など複数のFRB要人が発言など
6月19日
日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(4月25・26日分)、訪日外客数(推計値)(5月)
英・消費者物価コア指数(5月)
欧・ユーロ圏経常収支(4月)
ブ・ブラジル中銀が政策金利発表
米・休場(ジューンティーンス)
6月20日
NZ・GDP速報(1-3月)
スイス・中銀が政策金利発表
英・中銀が政策金利発表
米・住宅着工件数(5月)、住宅建設許可件数(5月)、フィラデルフィア連銀製造業景況指数(6月)、リッチモンド連銀総裁が講演など
6月21日
消費者物価コア指数(5月)
印独欧英米・製造業/サービス業/総合PMI(6月)
米・景気先行指数(5月)など