ダウ平均株価は前日比87・18ドル安の3万8798・99ドルでした。値下がりは4営業日ぶりです。
ダウ平均は反落となりました。5月の米雇用統計が予想を上回る内容となり、米株式市場は売りが先行して始まりました。
今週は弱い米経済指標が相次ぎ、エコノミストからも今回の米雇用統計は予想を下回る可能性も示唆されていましたが、結果は雇用の底堅さを示す内容で、今週復活していたFRBの利下げ期待は再び後退となりました。
短期金融市場では年内の利下げ確率を大きく低下させており、年内1回との見方が優勢となっている様です。
ただ、米株式市場は楽観ムードが広がっていて、売りが一巡すると押し目買いも入り、ダウ平均はプラスに転じる場面もありました。
利下げ期待は後退したものの、景気の底堅さは示す内容でもありました。
ナスダック総合指数の終値も39・99ポイント安の1万7133・13でした。
(ドル円)
ドル円は1ドル156円台で推移しています。
米5月雇用統計で、非農業部門雇用者数や賃金の伸びが予想以上に拡大したため早期の利下げ観測が後退し、長期金利上昇に連れドルの買戻しが加速となりました。
(原油)
原油先物相場は反落しました。WTIは前日比0.02ドル安の1バレル75.53ドルで取引を終えました。
5月の米雇用統計が米労働市場の底堅さを示し、FRBの利下げ時期を巡る不透明感から原油需要への懸念が広がり、売りがやや優勢となりました。
ナス、ししとう、きゅうりなど夏野菜が採れ始めました。自然の恵が有り難いです。