ダウ平均株価は前日比140.26ドル高の3万8711.29ドルと反発しました。


 ナスダック総合も28.377ポイント高の1万6857.047ポイントと続伸して取引を終了しました。


 米4月雇用動態調査(JOLTS)で、非農業部門の求人件数が805万9000件と市場予想平均の835万件よりも少なかったことから、雇用市場の過熱感が後退し、利下げに進みやすくなるとの見方が再び再燃、株価の上昇につながりました。


 NYダウ採用銘柄では、ハネウェルやボーイング、シスコ・システムズなどが値上がり率の上位に入っています。


 セクター別では、電気通信サービスが上昇した一方、素材・銀行が下落となりました。



 個別ではクルーズ船運航のカーニバルはアナリストの投資判断引き上げで上昇しました。


 一方、パーソナルケアのバス・アンド・ボディワークスは第2四半期の見通しが弱く値を下げました。


 ゲーム販売のゲームストップはネット証券イー・トレードが個人投資家に対するミーム株仕掛け人とされるギル氏による自社プラットフォームの利用を禁じることを検討しているとの報道や、証券取引委員会(SEC)も株価操作の疑いで調査する可能性などの報道受けて、下落となりました。


 テスラはマスクCEOがテスラ用に確保するはずだったエヌビディアの人工知能(AI)チップをソーシャルメディアのXやxAIに納入するよう指示したとの報道を嫌気し、こちら下落となりました。



(ドル円)



 ドル円は1ドル154円台で推移しています。


 円買いの動きが強まっている様です。日銀が来週の決定会合で国債購入額の減額を検討するのではとの報道が流れ、海外勢の間では日銀の利上げ期待が根強いです。年内にあと3回、計0.75%の利上げを見込む声もあるようです。このところの日銀審議委委員の発言のトーンが変わっており、円安に一段と敏感になっていることを示唆していることが背景ということです。


 円高に向えば、不正三昧の自動車関連銘柄には更に逆風となりそうです。




(原油)


   原油先物続落となりました。WTI 1バレル=73.25ドル。今日もINPEX、ENEOSなどは厳しい展開となりそうです。


 (優待)



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