ダウ平均株価は前日比172・13ドル高の3万9056・39ドルでした。


  支援的な金融政策への期待からダウ平均は6連騰となりました。


 ただ国債利回りの上昇を反映し、他の指数は軟調となりました。


 ダウの6日続伸は昨年12月の9連騰以来で、5週間ぶりに3万9000ドル台を回復しました。


 日経平均に比べて、やはりダウは強いです。投信で米国関連が選ばれるのも仕方ないですね。


 この日は、個別決算以外に市場を動かす特段の材料はなく、ウーバーが決算を受けて下落となりました。取引開始前に1-3月期決算を発表し、ブッキングが予想を下回ったほか、第2四半期についても、予想を下回るブッキングの見通しを示しました。


 テスラも大幅下落となりました。米検察当局は同社がEVの自動運転機能について投資家や消費者に誤解を与え、詐欺行為を行った疑いがあり調査していると、ロイターが報じました。 


 インテルも大幅安となりました。米商務省による対中輸出許可の一部取り消しで売上高に影響が及ぶ可能性が嫌気されました。


 エヌビディアなども下落となり、半導体関連銘柄には逆風となっている様です。



 


 ナスダック総合の終値は29・80ポイント安の1万6302・76でした。


 S&P500の終値も0・03ポイント安の5187・67でした。


 



(ドル円)



 ドル円は1ドル155円台で推移しています。


 

 

  ドル円はじりじりと円安方向に、ドル買い戻しが優勢な中で、米国債利回りも上昇し、ドル円も下値がサポートされています。先週のFOMCや米雇用統計を受けて、FRBの年内利下げ期待が再燃していますが、FOMC明けのFRB幹部の発言は比較的タカ派な内容が多く見受けられ、若干の見直しの動きが出ている様相です。ただ、全般的には来週のインフレ指標を待ちたい雰囲気となっています。