ダウ平均株価は前日比153・86ドル高の3万8239・66ドルでした。


 前日に発表した四半期決算が市場予想を上回ったマイクロソフトとアルファベットに買いが入り、投資家心理を支えました。


 マイクロソフトが1.8%高となり、2024年1〜3月期決算はクラウドやAI関連事業が好調で増収増益でした。アナリストから目標株価の引き上げも相次ぎ、好業績を評価した買いが集まりました。


 アルファベットも10.2%高と大幅に上昇し、時価総額は終値で初めて2兆ドルを超えました。決算発表に併せて初の配当を実施する方針を示し、好感された様でした。


 また、アマゾン・ドット・コムやセールスフォースといった他のハイテク株にも買いが波及しました。


 26日発表の3月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.7%の上昇し、市場予想(2.6%)を上回りました。FRBの利下げが後にずれるとの懸念は相場の重荷となりました。ただ、前日発表の1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値がインフレ圧力を示したことから、強い内容になることは想定されていたとの声も聞かれ、売りは限定的でした。



 ナスダック総合の終値も316・14ポイント高の1万5927・90でした。S&P500の終値も51・54ポイント高の5099・96でした。







(ドル円)



 ドル円は1ドル158円台で推移しています。


 

 ドル円は158円44銭まで上昇しました。日銀の金融政策決定会合の結果などを受けて円安が一段と加速しました。


 米国の先月のPCE個人消費支出の物価指数の伸びが市場の予想を上回ったことから、インフレが根強く、FRBの利下げが遅れるとの見方も改めて広がりました。


 市場では日本政府・日銀が円安に歯止めをかけるための市場介入に踏み切るかどうかに関心が集まっていますが、介入しても効果は限定的になると思われます。





(原油)


 

 原油先物相場は小幅続伸。引き続きイスラエルのガザ南部のラファ侵攻が懸念されるなか、さらに戻り高値を更新したものの、ドル高進展や米株高にもエクソンモービルなどの石油大手の株価が下落したことで高値からは軟化して上げ幅は抑えられました。


 



 OATアグリオからも株主優待の肥料が届きました。有り難いです。