日経平均株価は前日比16円09銭安の4万0398円03銭と続落でした。

 手掛かりに乏しい中、方向感を欠く展開となりました。

 日経平均は前日終値を挟んだ値動きが続き、市場では短期的に材料に乏しい中、リバランスや指数の銘柄入れ替えなど需給イベントが重なることや、為替介入への警戒感で上値を追いにくい一方、配当狙いの買いは支えになった様でした。

 TOPIXは0.11%高の2780.80ポイントで取引を終えました。

 プライム市場の売買代金は4兆3525億4500万円でした。


 そして、大問題となっている小林製薬の株価はストップ安となった前日に続いて大幅に下落し、2016年8月以来の安値を付けましたが、終値では前日比プラスで取引を終えました。

 自主回収をしている「紅麹コレステヘルプ」を使用していた顧客が腎疾患で死亡し、製品との因果関係が疑われる事象を1件把握したと発表。

 紅麹原料の一部に意図しない成分が含まれている可能性が判明したと22日に発表。24日時点では同社への情報提供などに基づき合計26件の腎疾患等の入院症例を把握しているとし、業績に与える影響は精査中としています。



 私の保有銘柄で値上がり率トップは新東工業でした。

 昨日、業績修正を発表し、24年3月期の連結最終利益を従来予想の42億円から64億円(前期は61.8億円)に52.4%上方修正し、一転して3.4%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことから株価は上昇となりました。
 
 他では、佐鳥電機、アーティエンス、日本特殊塗料、トーセイなどの銘柄が値を上げました。



 一方、値下がり率トップは、丸三証券でした。

 他にも、神戸製鋼所、山口FG、あおぞら銀行、トーセイ、ENEOSなどの銘柄が値を下げました。

 

 私の国内保有銘柄の含み益は前日から

  +11万 となりました。

  昨日、大幅マイナスでしたので、3月権利前に少し戻しました。



(中国への資金流入)


  IIFは26日までに、2月の中国株式市場が2023年7月以来、7カ月ぶりに海外投資家による資金流入超過となったとする報告書を公表しました。中国市場から流出した投資資金が日本株の押し上げにつながったとの見方もあり、中国に資金が戻れば日本株にとって逆風要因となる可能性もあります。

 IIFによると、23年8月から今年1月までの6カ月間で中国株は計340億ドル(約5兆1千億円)の資金流出となりました。

 2月の中国株は96億ドルの資金流入に転じました。IIFは「全人代の景気刺激策が市場の期待に沿えば、中国株の売買はさらに増える」と指摘しています。