ダウ平均株価は前週末比162・26ドル安の3万9313・64ドルと続落となりました。


 ナスダック総合指数の終値も44・35ポイント安の1万6384・47でした。


 3月期末を控えて調整売りが出た様でした。ただ、今月のダウ平均は4万ドルの大台に接近し、他の株価指数も最高値を更新しています。


 FRBの今年の利下げスケジュールを維持するとの発言を行ったことや、バブルかもと指摘されているAI関連銘柄への買いが維持されていることなどが要因となっています。


 最新の週間米個人投資家協会のセンチメント調査によると、全体的な投資家心理は依然として過去の平均を上回っており、市場の根強い楽観主義を反映している様です。


 

 今週は材料が少ないですが、金曜日にFRBが重要視している2月のPCEデフレータが公表されます。ただ、米株式市場は祝日で休場となり、米国債利回りの反応などから翌月曜日に反応が持ち越されることになりそうです。


 一方、BlackRockが現実世界資産(RWA)トークン化に乗り出したことや、世界的な中央銀行の緩和サイクルが始まったことに好感し、暗号資産市場は再び買いが強まり、7万ドル台を回復していることから、仮想通貨関連株に買い戻しが強まりました。





(ドル円)



 ドル円は1ドル151円台で推移しています。


 米国債利回りが上昇を続けており、10年債が4.25%付近まで一時上昇したことなどからドル円の上値追いをサポートしている様です。


 先週のFOMCを受けて、市場は6月の利下げ期待を再び復活させており、短期金融市場ではFRBが6月に利下げを実施する確率を1週間前の51%から65%に上昇させています。


 ただ、一部のエコノミストからは、FRBによる金融緩和実施にはまだ時間がかかるとの警告も出ています。


 

 


(原油)



 原油先物は上昇しました。国連安保理がパレスチナ自治区ガザの即時停戦決議案を採択したものの、ロシア政府による原油生産抑制の指示や、ロシア・ウクライナ双方のエネルギーインフラへの攻撃を受けたことなどが影響しています。


WTIは1.32ドル高の81.95ドル。


 



 凄まじい大雨 なんて日だ…