先週の日経平均は週間で2180円高(+5.63%)の40888円と大幅上昇でした。
19日の昼過ぎに注目の日銀会合の結果が伝わったタイミングでは、為替市場、株式市場ともに小幅な値動きでしたが、数分後に当面、緩和的な金融環境が継続と伝わると、為替が1ドル=150円台まで円安進行が進みました。
日銀会合の結果は事前報道通りだったにも関わらず、日銀の緩和継続に安心感が高まったことなどから、為替は円安に反応し円安推移を材料に輸出関連銘柄などが買われ、日経平均は40000円台を回復しました。
米国でもFRBが、FOMCにて現状の金利水準の維持と年内3回の利下げ見通しを発表すると、米国株は上昇しました。NYダウなど主要株価指数がそろって史上最高値を更新したことから、週末の日経平均、TOPIXも上昇となりました。
また、3月第2週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を503億円売り越したほか、TOPIX先物を1167億円売り越し、225先物も3585億円売り越したことから、合計5255億円の売り越しとなりました。
個人投資家は現物を4550億円買い越すなど現先合計で5709億円買い越しました。一方、信託が現物を6823億円売り越しとなりました。
最後に週末の米国株式市場はまちまちの内容で、ダウ平均は前日比305.47ドル安の39475.90ドル、ナスダックは26.98ポイント高の16428.82、S&P500は7.35ポイント安の5234.18で取引を終了しました。
大証ナイト終値は、通常取引終値比210円安の40500円で日経平均はマイナススタートとなりそうです。
スケジュール
3月25日
日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(1月22・23日分)、全国百貨店売上高(2月)
米・新築住宅販売件数(2月)、アトランタ連銀総裁が講演
3月26日
企業向けサービス価格指数(2月)
米・耐久財受注(2月)、S&P/コアロジックCS20都市住宅価格指数(1月)、消費者信頼感指数(3月)など
3月27日
田村日銀審議委員が青森県金融経済懇談会で講演、同記者会見
豪・消費者物価指数(2月)
中・工業企業利益(2月)
欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(3月)
南ア・南ア中央銀行が政策金利発表
米・NY国際自動車ショー報道公開など
3月28日
日銀金融政策決定会合における主な意見(3月18、19日)
豪・小売売上高(2月)
英・GDP改定値(10-12月)
米・国内総生産(GDP)(10-12月)、ミシガン大学消費者マインド指数(3月)など
3月29日
有効求人倍率(2月)、失業率(2月)、東京CPI(3月)、小売売上高(2月)、鉱工業生産指数(2月)
米・個人消費支出(PCE)価格コア指数(2月)
米欧英香港・休場