日経平均株価は前日比11円60銭安の4万97円63銭と反落しました。



 TOPIXは13.65ポイント高の2719.93ポイントと反発して取引を終えました。


 短期的な過熱感が警戒されたほか、前日の米国株安などもあり、売り優勢で始まりました。


 様子見ムードの中、日経平均は前場、3万9840円まで値を下げました。


 後場に入っても下落が続くかと思われましたが、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換し、一時4万200円台まで上昇する場面もみられました。


 ただ、さすがに勢いは続かず取引終了にかけ、手じまい売り押され僅かにマイナス圏で取引を終えました。


 東証プライム市場の出来高は17億4166万株、売買代金は5兆1039億円でした。





 私の保有銘柄で値上がり率トップは大林組でした。

 

 昨日、24年3月期の年間配当を従来計画の42円から72円(前期は42円)に大幅増額修正を発表しまし株価は大幅上昇、S高となりました。




 続いては、鹿島建設が値を上げました。


 大林組の大幅増配発表を受けて連想高となりました。同社は25年3月期から新中計がスタートする予定となっており、株主還元の充実期待が先行する形にもなっている様です。 


 また、SMBC日興証券では目標株価を2750円から3100円に引き上げ、着実な利益成長、株主還元の充実が期待されています。



 他では、アルトナー、日本電気硝子、INPEX、兼松、三井住友FGなど多くの銘柄が値を上げました。



 

 一方、値下がり率トップは東京建物でした。


 日銀の政策変更が近づいているとの観測から不動産関連銘柄は下落傾向となっています。



 他にも、ヒューリック、アステラス製薬、旭化成、商船三井などの銘柄が値を下げました。




 私の保有銘柄の含み益は 前日から 


  +39万 .。o○ となりました。


 昨日、大幅マイナスとなりましたので、今日は反発となりました。

 
 




 夕日ビールとも揶揄されたアサヒビールを再建した樋口廣太郎さん。


 樋口さんは1926年に京都の布団屋で生まれました。京都大学時代に学生運動に傾倒。卒業後は住友銀行で働き47歳で取締役となりました。副頭取にまで上り詰め住友銀行内での成功を約束されていたと思われましたが、1986年、経営方針を巡る問題から頭取の道を諦める事に、大手の住友関連会社の社長職なども選択肢にあったが、あえて深刻な経営難にあるアサヒビールの社長の座を引き受けることを決意しました。


 就任した樋口さんは各工場への視察を頻繁に行い、全国の問屋や酒販店を訪れ店主に改善点を尋ね歩いたり、ライバル他社であるキリンビールやサッポロビールのトップを訪問し、再建のための教えを乞うたりもしました。


 就任から1年でアサヒビールの救世主となる「スーパードライ」の開発に成功、アサヒがビールシェアトップの座に着きました。


 アサヒビールの経営を離れた後も、若手起業家の支援から新国立劇場の立て直しを行うなど多様なことに挑戦し続けた方でした。