3月1日の米国市場は続伸となりました。

 

 ダウ平均は前日比90.99ドル高の39087.38ドル、ナスダックは183.02ポイント高の16274.94、S&P500は40.81ポイント高の5137.08で取引を終了しました。


 225ナイトセッションは日中終値比190円高の40190円で取引を終了し、日経平均は史上初の40000円台達成が見込まれます。



 3月の東京株式市場は、引き続き堅調に推移しそうな状況です。


 上昇ピッチの速さに対する短期的な過熱感が浮上してはいますが、堅調な企業業績や外部環境の良好さが下支え要因となりそうです。


 米国の注目スケジュールでは、5日のスーパーチューズデー、ISM非製造業景気指数、6-7日にはパウエルFRB議長の議会証言、8日の雇用統計、12日のCPI、14日の小売売上高、20日のFOMC結果発表、21日の製造業PMI(購買担当者景気指数)などです。




 日本では15日に春闘の1回目の集中回答結果が公表される予定となっています。物価を上回る賃上げが実現するかがポイントとなっています。



 このほか、7日にECB理事会、19日に日銀金融政策決定会合の結果発表が予定されています。


 米国は金融政策の変更はないというのがコンセンサスで、日銀は春闘の回答が出揃う4月にゼロ金利解除に進むとの見方が多いですが、15日の集中回答の動向次第では3月に動く可能性が取り沙汰されています。



 また、3月期本決算企業は配当権利取りの動きが続くと思われます。


 特に今年は新NISAの初年であり、例年以上に資金が流入する可能性もあります。


 配当利回りが比較的高水準で、PBRが1倍を割れている銘柄などが狙い目となります。


 私の保有銘柄では、三井住友FG 、日本製鉄 、オリックス 、三菱ケミカルグループ 、ENEOSなどです。


 



 スケジュール




3月4日




日・設備投資(10-12月)


米・フィラデルフィア連銀総裁が講演


豪・ASEAN首脳会議(6日まで)




3月5日



東京CPI(2月)


中・財新サービス業/総合PMI(2月)


印・サービス業/総合PMI(2月)


欧・ユーロ圏サービス業/総合PMI(2月)


米・ISM非製造業景況指数(2月)、スーパーチューズデー




3月6日



豪・GDP(10-12月)


欧・ユーロ圏小売売上高(1月)


米・ADP全米雇用報告(2月)、JOLTS求人件数(1月)、ベージュブック公表、パウエルFRB議長が下院金融委員会で証言




3月7日



毎月勤労統計-現金給与総額(1月)、連合が24年春闘の要求集計結果公表・記者会見


欧・ECBが政策金利発表


米・新規失業保険申請件数(先週)


中・貿易収支(2月)


米・バイデン大統領が一般教書演説、パウエルFRB議長が上院銀行委員会で証言




3月8日



家計支出(1月)、景気ウォッチャー調査(2月)


独・鉱工業生産指数(1月)


欧・ユーロ圏GDP確定値(10-12月)



米・雇用統計(2月)